![]() ベンゾフロピリミジノン
专利摘要:
式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩、またはその医薬組成物、およびこれらの使用方法。式中、R1、R2、R3a、R3b、R3c、R3dは、明細書に定義されているとおりである。 公开号:JP2011507908A 申请号:JP2010539930 申请日:2008-12-22 公开日:2011-03-10 发明作者:パトリック カーニー,;ムーン,;ホアン キム,;アダム,;アントニー ギャラン,;エレナ,;エス. コルトゥン,;クリスティアナ,;エー. ザハリア,;エイミー,;エル. ツハコ,;ホンワン ドゥ,;エス.,;デビッド ブラウン,;マウリツィオ フランツィーニ,;ピン ホアン,;スティーヴン,;ジェームス リチャーズ, 申请人:エクセリクシス, インク.; IPC主号:C07D491-048
专利说明:
[0001] (関連出願の相互参照) 本出願は、米国仮出願第61/008,907号(2007年12月21日出願)と、米国仮出願第61/070,971号(2008年3月25日出願)の優先権を主張する。] [0002] 本開示は、特定のベンゾフロピリミジノン化合物に関する。特に、本開示は、タンパク質キナーゼ阻害剤として有用な、特定のベンゾフロピリミジノン化合物に関する。] 背景技術 [0003] 密接に関連するPIM−1、2、3からなるPIMタンパク質キナーゼファミリーは、細胞の生存、増殖、分化といった多様な生体プロセスに関与している。PIM−1は、腫瘍形成と極めて関係が深い多くのシグナル伝達経路に関与している[Bachmann & Moroy、Internat.J.Biochem.Cell Biol.、37、726−730(2005)にまとめられている]。これらの物質の多くは、細胞周期の進行およびアポトーシスに関与している。PIM−1は、アポトーシス促進因子Badを不活性化することによって、抗アポトーシス因子として作用することが示されている。この発見は、Badの不活性化によってBcl−2活性を高めることができ、それによって、細胞の生存を促進することができることから、PIM−1が、細胞死の防止に直接的な役割を有することを示唆していた[Ahoら、FEBSLetters、571、43−49(2004)]。PIM−1は、細胞周期の進行のポジティブレギュレーターとしても認識されている。PIM−1は、CDC25Aと結合し、CDC25Aをリン酸化し、それによって、ホスファターゼ活性が高まり、G1/Sの移行を促進する[Losmanら、JBC、278、4800−4805(1999)にまとめられている]。さらに、G1/Sの進行を阻害するサイクリンキナーゼ阻害剤p21Wafは、PIM−1によって不活性化することがわかっている[Wangら、Biochim.Biophys.Act.1593、45−55(2002)]。さらに、リン酸化によって、Pim−1は、C−TAK1を不活性化し、Cdc25Cを活性化し、G2/Mの移行を促進する[Bachmanら、JBC、279、48319−48(2004)]。] [0004] PIM−1は、造血系の増殖に重要な役割を果たすと考えられる。キナーゼ活性を有するPIM−1は、gp130が介在するSTAT3の増殖シグナルを必要とする[Hiranoら、Oncogene 19、2548−2556、(2000)]。] [0005] PIM−1は、過剰発現するか、または多くの腫瘍および異なる種類の腫瘍細胞株で変異を起こしており、ゲノムが不安定化している。ヒト腫瘍においてPIM−1が陽性に関与する例は、前立腺癌、口腔癌、Burkittリンパ腫である(Gaidano & Dalla Faver、1993)。これらすべての知見は、ヒト癌の初期段階および進行において、PIM−1が重要な役割を果たすことを示しており、PIM−1活性を阻害する低分子が、有望な治療戦略であると考えられる。最後に、PIM−2およびPIM−3は、PIM−1と機能が重複しており、2種以上のアイソフォームを阻害することによって、さらなる治療利益が得られる場合がある。] [0006] セリン/スレオニンキナーゼであるCDC7は、真核細胞においてDNA複製の開始に重要な役割を果たす(Jiangら、EMBO J 18:5703(1999))。複製前の複合物を複製起点に整列させた後、CDC7キナーゼは、MCM(ミニ染色体維持)タンパク質をリン酸化し、CDC45およびDNAポリメラーゼの動員を可能にし、それによって、DNAの複製を開始する(Kimら、Mutation Research 532:29(2003))。CDC7は、キナーゼを活性化させるためには、補因子であるASK(DBF4としても知られる)またはASKL1(Drf1としても知られる)の1つと会合することが必要である(Oginoら、J Biol Chem 276:31376(2001);Satoら、Genes to Cells 8:451(2003);Montagnoliら、EMBO J 21:3171(2002);Yoshizawa−Sugataら、J Biol Chem 280、13062(2005))。CDC7欠損マウスは、3.5〜6.5日の間に死に、このことは、CDC7が、初期の胚の成長に対し、何らかの役割を果たすことを示している(Kimら、EMBO J 21:2168(2002))。マウスES細胞株でCDC7をコンディショナルノックダウンしたもの(CDC7−/−tg)は、細胞増殖を迅速に阻害し、DNA合成を迅速に停止し、S相の進行を止めることがわかった(Kimら、(2002))。CDC7は、エトポシド処理またはDNA一本鎖の破壊に応答する、DNA損傷チェックポイントのシグナル伝達に関与している(Costanzoら、J Mol Cell 11:203(2003))。DNA損傷反応に対するCDC7の役割は、CDC7欠損マウスES細胞が、核にRAD51 fociを蓄積するという観察結果からも支持されている(Kimら、(2002))。酵母においてCDC7が欠損すると、ヒドロキシウレア治療に過敏になる(Weinreichら、EMBO J 18:5334(1999))。] [0007] セリン/スレオニンキナーゼCDC7は、DNA複製の開始に重要な役割を果たし、近年、S相のチェックポイントシグナル伝達に関与していることがわかった(Kim、Yamada and Masai、「Functions of mammalian CDC7 kinase in initiation/monitoring of DNA replication and development」、Mutat Res 532(1−2):29−40(2003)にまとめられている)。CDC7キナーゼは、Dbf4と複合体を形成し、制御サブユニットは、ASKとしても知られており、活性なSer/Thrキナーゼを生成する。CDC7/Dbf4キナーゼの活性は、DNA複製を開始し、その後に細胞周期のS相に移行するのに必要である。Drf1またはASKL1と呼ばれるCDC7の第2のアクチベータータンパク質は、ヒト細胞で同定されており、S相およびM相の進行に関与していると考えられる(Montagnoliら、「Drf1,a novel regulatory subunit for human CDC7 kinase」、EMBO J 21(12):3171−81(2002);Yoshizawa−Sugata、「A second human Dbf4/ASK−related protein,Drf1/ASKL1,is required for efficient progression of S and M phases」、Biol Chem 280(13):13062−70(2005))。CDC7ノックアウトマウスは、E3.5〜E6.5で胚致死性である(Kimら、「Inactivation of CDC7 kinase in mouseEScells results in S−phase arrest and p53−dependent cell death」、EMBO J 21(9):2168−79(2002))。しかし、コンディショナルCDC7ノックアウトES細胞株およびコンディショナルDbf4ノックアウトES細胞株の分析から、哺乳動物の細胞増殖およびDNA合成において、両タンパク質が重要な役割を果たすことがわかった(Kimら、「Hypomorphic mutation in an essential cell−cycle kinase causes growth retardation and impaired spermatogenesis」、EMBO J 22(19):5260−72(2003);Yamashitaら、「Functional analyses of mouse ASK、an activation subunit for CDC7 kinase,using conditional ASK knockout ES cells」、Genes Cells 10(6):551−63(2005))。] [0008] 近年、CDC7は、癌治療の魅力的な標的として脚光を浴びるようになってきた。siRNAオリゴヌクレオチドを用いてCDC7を欠損させると、通常の皮膚線維芽細胞はアポトーシスを誘発されずに、癌細胞株のアポトーシスを誘発する(Montagnoliら、Cancer Res 64、7110(2004))。さらに、腫瘍細胞において、CDC7が介在するMCM2、MCM4、MCM6のリン酸化部位が特定されたが、これらの部位の機能的関連性は、まだ決定されていない(Montagnoliら、J of Biol Chem 281:10281(2006);Tsujiら、Mol Biol Cell 17:4459−4472(2006);Masaiら、J Biol Chem 281:39249−39261(2006);Sheuら、Mol Cell 24:101−113(2006))。CDC7/Dbf4複合体が、遺伝毒性ストレスに対するSチェックポイント反応の標的であるという証拠が存在する。HU処理したS.cerevisiaeにおいて、Rad53は、Dbf4をリン酸化し、キナーゼ複合体がクロマチンから除去され、CDC7/Dbf4キナーゼ活性を阻害する。CDC7欠損によって、HUに対し過敏になる(Weinreich M and Stillman B、1999)。さらに、アフリカツメガエルの卵抽出物をエトポシドで処理し、トポイソメラーゼII阻害剤を抗癌剤として臨床で使用すると、ATRを必要とするDNA損傷のチェックポイントが活性化し、CDC7/Dbf4キナーゼ活性をブロックした(Costanzo 2003)。このことは、CDC7/Dbf4キナーゼが、複製ストレスの間、活性であり、HU処理およびエトポシド処理に応答してMCM2が過剰にリン酸化することの一因であることを示す近年のデータに反する(Tenca Pら、2007)。上述の薬物が存在する状態で、siRNAを用いてCDC7をさらに欠損させると、細胞死が増えた。] [0009] したがって、PIM、CDC7もしくはCK2、またはこれらの任意の組み合わせの強力で特異的な阻害剤が必要とされている。さらに、PIM、CDC7またはCK2が介在する疾患、例えば、癌を治療する方法も必要とされている。] [0010] 本開示は、PIM(PIM−1、PIM−2および/またはPIM−3)、CDC7またはCK2のようなタンパク質キナーゼを阻害する化合物、この化合物の医薬組成物に関する。] [0011] 本開示の一態様は、本明細書に記載の式Iで例示される化合物に関する。] [0012] 本開示の別の態様は、式Iの化合物と、医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物に関する。] [0013] 本開示の別の態様は、PIM、CDC7またはCK2を阻害することが望ましい細胞と、式Iの化合物とを接触させるステップを含む、前記細胞内でPIM、CDC7またはCK2を阻害する方法に関する。] [0014] 本開示の別の態様は、PIMを阻害することが望ましい細胞と、式Iの化合物および医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物とを接触させるステップを含む、前記細胞内でPIM、CDC7またはCK2を阻害する方法に関する。] [0015] 本開示の別の態様は、式Iの化合物を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、PIM、CDC7またはCK2が関与する疾患または状態を治療する方法に関する。] [0016] 本開示の別の態様は、式Iの化合物および医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、PIM、CDC7またはCK2が関与する疾患または状態を治療する方法に関する。式Iの化合物およびその医薬組成物で治療可能な疾患または状態としては、癌が挙げられる。治療可能な種類の癌の非限定的な例としては、例えば、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、子宮頸癌、乳癌(上皮性の乳癌を含む)、結腸直腸癌(上皮性の結腸直腸癌を含む)、悪性黒色腫、非小細胞肺癌(NSCL)または膠芽細胞腫が挙げられる。別の実施形態では、式Iの化合物で治療可能な疾患または状態としては、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、結腸直腸癌、上皮性の乳癌、上皮性の結腸直腸癌、悪性黒色腫、非小細胞肺癌が挙げられる。別の実施形態では、式Iの化合物で治療可能な疾患または状態としては、上皮性の乳癌、上皮性の結腸直腸癌、悪性黒色腫、非小細胞肺癌(NSCL)が挙げられる。] [0017] 上述の化合物、その医薬組成物、本明細書で以下に記載する使用方法は多くの異なる態様が存在し、それぞれの態様は、本発明の範囲に関して非限定的である。移行句「〜を含む(comprising)」を本明細書で使用する場合、「〜を含む(including)」、「〜を含有する(containing)」または「〜を特徴とする」と同じ意味であり、これらの語は、包括的であるか、または非限定的であり、引用されていないさらなる要素または方法のステップを排除するものではない。] [0018] 上述のものは、この開示内容の特定の態様のみをまとめたものであり、限定する意図はまったくない。上述の態様および他の態様および実施形態を、以下にさらに完全に記載する。] 実施例 [0019] 以下に記載する開示内容は多くの異なる態様が存在し、それぞれの態様は、本発明の範囲に関して非限定的である。用語「態様」および「実施形態」は、本明細書で「態様」または「実施形態」という用語が記載されているか否かにかかわらず、非限定的なものを意味する。移行句「〜を含む(comprising)」を本明細書で使用する場合、「〜を含む(including)」、「〜を含有する(containing)」または「〜を特徴とする」と同じ意味であり、これらの語は、包括的であるか、または非限定的であり、引用されていないさらなる要素または方法のステップを排除するものではない。] [0020] 本開示内容の態様(A)は、式Iの化合物 またはその医薬的に許容される塩に関し、式中、 R1は、水素またはアルキルであり; R2は、アミノカルボニルアルキルアミノアルキル、アミノアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノアルキル、カルボキシアルキルアミノアルキル、シクロアキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアリールアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノアルキル、場合により、アリールまたはアルキルの任意の位置でハロ、−NH2から選択される1〜3個の基で置換されたアリールアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分でアルキルで置換されたへテロシクロアルキルアリールアルキルアミノアルキル、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアミノアルキル、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアルキルアミノ、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアルキルアミノアルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分でアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のハロで置換されたアリールアミノ(アルキル)アルキル、場合により、環の任意の位置で1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノアルキル、場合により、アリール位置でジアルキルアミノ、ハロ、アルコキシ、ヘテロアリールまたはアルキルヘテロシクロアルキルで置換されたアリールアルキルアミノアルキル、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたジアルキルアミノアルキル、場合により、アリール部分で、ハロ、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の基で置換されたアリールアミノアルキル、ヘテロアリールアミノアルキル、アリールアミノ、アリールオキシアルキル、置換されていないヘテロアリールアルキル、任意のアルキル部分でアルキル、アリール、アリールアルキルまたはアミノで置換されたヘテロアリールアルキル、場合により、−NH2、−NHC(O)−O−(CH3)3またはアミノアルキルで置換された−(C4〜C7)シクロアルキル、−N(H)C(O)−O−アルキル、アルキルピペラジニルカルボニル、アルキルヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、アルキルヘテロアリールアルコキシアルキル、場合により、環の任意の位置でアミノ、アルキル、アルキルアミノ、ハロ、−O−ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のR4基で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のR5基で置換されたアリール、−NHC(O)R7、アミノアルキルアミノ、−CR11R12、場合により、1個、2個または3個のR10基で置換されたヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のアルキル基、ハロ基、アリール基またはアリールアルキル基で置換されたヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、カルボキシアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルで置換されたアリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルオキシアルキルから選択されるか; または、R1およびR2と、これらが結合している炭素原子とで、5員環のヘテロシクロアルキル環を形成し; R3aは、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、場合によりR14で置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され; R3b、R3c、R3dは、それぞれ独立して、H、−OH、−N+(O)OH、アルコキシル、ハロから選択されるか; または、R3aは水素であり、R3b、R3c、R3dは、それぞれ独立して、−CF3、−OH、アルコキシ、ハロから選択されるか; または、R3aおよびR3dと、これらが結合している炭素原子とで、場合により、メチルまたは−NH2で置換された5員環のヘテロアリールを形成するか、または5〜6員環のヘテロシクロアルキルを形成し; R4は、−OH、アミノ、アミノアルキル、ハロ、場合により−OHで置換されたアルキル、アルコキシ、アルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)OH、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−アルキル、オキソ、場合により、アルキル、アリールアルキルまたはハロで置換されたアリール、ヘテロアリール、−OH、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキル、アルキルアミノ、スピロ−ヘテロシクロアルキル、−NHC(O)R8、−C(O)NHR9、場合により、アリール環の任意の位置でハロで置換されたアリールアルキルアミノカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、場合により−CF3で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル、場合により−CF3で置換されたアリールアルキル、アルコキシアルキル、場合により、−OHまたはハロで置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルから選択され; R5は、アルキル、−OH、アミノ、アミノアルキル、−C(O)N(H)−ヘテロアリールアルキル、ハロ、−NO2、−C(O)−N(H)−ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルアミノアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)Oアルキル、−C(O)OH、ヘテロシクロアルキル、−N(H)−アルキルヘテロシクロアルキルC(O)−O−アルキル、−O−アルキル−C(O)−N(H)−アルキルシクロアルキル、−C(O)−N(H)−アルキル、−C(O)N(H)アルキルアリール、−C(O)N(H)−シクロアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、−O−アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノ、−CF3、場合により、環の任意の位置でアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルキルスルホニル、−NHC(O)R6、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分でアルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、アルコキシから選択され; R6は、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、場合により−OHで置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、ハロ、−NH2、アミノアルキルアミノカルボニル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−O−Hから選択される1個、2個または3個の基で置換されたヘテロアリール、場合により、1個、2個または3個のハロ、−N(H)C(O)CH3、アルキルまたはアルコキシで置換されたアルキル、アルコキシ、アリールから選択され; R7は、ヘテロシクロアルキルアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のハロ基で置換されたアリールアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置でハロおよび−COOHから選択される1個、2個または3個の基で置換されたヘテロアリール、アルコキシアルキルから選択され; R8は、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルから選択され; R9は、H、アルキル、場合により、アリール環の任意の位置でハロで置換されたアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、ハロで置換されたアリールアルキルアミノカルボニル、およびジアルキルアミノアルキルから選択され; R10は、アルキル、オキソ、ヘテロアリール、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、アミノアルキル、−OH、ハロ、ヘテロアリールカルボニル、ジアルキルアミノアルキル、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル、−C(O)−O−アルキル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ヘテロアリールアルキル、−O−ヘテロシクロアルキル、場合により、アルコキシまたはアリールアルコキシで置換されたアリールアルキルから選択され; R11は、場合によりハロで置換されたアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、スピロ−シクロアルキル、場合により、アルコキシまたはフェニルメチルメトキシで置換されたアリールアルキルから選択され; R12は、−NH2、またはアルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキルから選択され; R13は、アリールアルキルから選択され、ここで、アリールアルキルのアリール部分は、1個、2個または3個のアルコキシ、ハロ、メチル、メトキシ、−CF3、シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)、ヘテロアリールアルキル(例えば、ピリジンアルキル)で場合により置換されており; R14は、ヒドロキシルアルキル、H、TMSから選択される。] [0021] 式Iの別の実施形態では、R3aは、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、場合によりR14で置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され; R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0022] 式Iの別の実施形態では、R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり; R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0023] 本開示内容の態様(B)は、式Iの化合物 またはその医薬的に許容される塩に関し、式中、 R1は、水素またはアルキルであり; R2は、アミノカルボニルアルキルアミノアルキル、アミノアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノアルキル、カルボキシアルキルアミノアルキル、シクロアキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアリールアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノアルキル、アリールアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアリールアルキルアミノアルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分でアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のハロで置換されたアリールアミノ(アルキル)アルキル、場合により、環の任意の位置で1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノアルキル、場合により、アリール位置でジアルキルアミノ、ハロ、アルコキシ、ヘテロアリールまたはアルキルヘテロシクロアルキルで置換されたアリールアルキルアミノアルキル、場合により、アリール部分でハロ、アルキルヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の基で置換されたアリールアミノアルキル、ヘテロアリールアミノアルキル、アリールアミノ、アリールオキシアルキル、場合により、アリールアルキルまたはアルキルまたはアリールで置換されたヘテロアリールアルキル、−N(H)C(O)−O−アルキル、アルキルピペラジニルカルボニル、アルキルヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、アルキルヘテロアリールアルコキシアルキル、場合により、環の任意の位置で、−O−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR4基で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR5基で置換されたアリール、−NHC(O)R7、アミノアルキルアミノ、−CR11R12、場合により、1個、2個または3個のR10基で置換されたヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のアルキル基またはアリール基で置換されたヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、カルボキシアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキルから選択されるか; または、R1およびR2は、これらが結合している炭素原子と結合して、5員環のヘテロシクロアルキル環を形成し; R3aは、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、場合によりR14で置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され; R3b、R3c、R3dは、それぞれ独立して、H、−OH、−N+(O)OH、アルコキシル、ハロから選択されるか; またはR3aは、水素であり、R3b、R3c、R3dが、それぞれ独立して、−CF3、−OH、アルコキシ、ハロから選択されるか; またはR3aおよびR3dは、これらが結合している炭素と結合して、場合により、メチルまたは−NH2で置換された5員環のヘテロアリールを形成するか、または5〜6員環のヘテロシクロアルキルを形成し; R4は、−OH、アミノ、アミノアルキル、ハロ、場合により−OHで置換されたアルキル、アルコキシ、アルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)OH、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−アルキル、オキソ、場合により、アルキルまたはハロで置換されたアリール、ヘテロアリール、−OH、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキル、アルキルアミノ、スピロ−ヘテロシクロアルキル、−NHC(O)R8、−C(O)NHR9、場合により、アリール環の任意の位置で、ハロで置換されたアリールアルキルアミノカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、場合により−CF3で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、場合により−CF3で置換されたアリールアルキル、場合により、−OHまたはハロで置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルから選択され; R5は、−C(O)N(H)−ヘテロアリールアルキル、−C(O)−N(H)−ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルアミノアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、−N(H)−アルキルヘテロシクロアルキルC(O)−O−アルキル、−O−アルキル−C(O)−N(H)−アルキルシクロアルキル、−C(O)N(H)アルキルアリール、−C(O)N(H)−シクロアルキル、−O−アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノ、場合により、環の任意の位置でアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分でアルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノから選択され; R6は、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、場合により−OHで置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、ハロ、−NH2、アミノアルキルアミノカルボニル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、−C(O)−O−アルキルおよび−C(O)−O−Hから選択される1個、2個または3個の基で置換されたヘテロアリール、場合により、1個、2個または3個のハロ、−N(H)C(O)CH3、アルキルまたはアルコキシで置換されたアルキル、アルコキシおよびアリールから選択され; R7は、ヘテロシクロアルキルアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のハロ基で置換されたアリールアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置で1個、2個または3個のハロおよび−COOHで置換されたヘテロアリール、アルコキシアルキルから選択され; R8は、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルから選択され; R9は、H、アルキル、場合により、アリール環の任意の位置でハロで置換されたアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合によりハロで置換されたアリールアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノアルキルから選択され; R10は、アルキル、オキソ、ヘテロアリール、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、アミノアルキル、−OH、ハロ、ヘテロアリールカルボニル、ジアルキルアミノアルキル、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル(ピペリジニル)、−C(O)−O−アルキル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ヘテロアリールアルキル、−O−ヘテロシクロアルキル、アリールアルキルから選択され; R11は、場合によりハロで置換されたアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、スピロ−シクロアルキル、場合により、アルコキシまたはフェニルメチルメトキシで置換されたアリールアルキルから選択され; R12は、−NH2、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルから選択され; R13は、アリールアルキルであって、このアリールアルキルのアリール部分が、場合により、1個、2個または3個のアルコキシ、ハロ、メチル、メトキシ、−CF3、シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)、ヘテロアリールアルキル(例えば、ピリジンアルキル)で置換されたアリールアルキルから選択され; R14は、ヒドロキシルアルキル、H、TMSから選択される。] [0024] 本明細書に開示したすべての化合物は、これらの化合物が、本明細書で、その医薬的に許容される塩として存在可能であると記載されているか、または存在可能でないと記載されているかにかかわらず、遊離塩基形態またはその医薬的に許容される塩のいずれかを含む。そのため、例えば、式Iの化合物の任意の所与の実施形態(化合物自体に関連する実施形態またはその使用方法に関連する実施形態を含む)について、この実施形態は、その実施形態の中で述べられているかどうかにかかわらず、遊離塩基形態またはその医薬的に許容される塩のいずれかを含む。] [0025] 別の実施形態では、R2は、−CH2−R15であり、R15は、アミノカルボニルアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、ジアルキルアミノアリールアルキルアミノ、ヘテロアリールアルキルアミノ、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキル、アミノで置換されたヘテロシクロアルキルアリールアルキルアミノ、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノ、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のハロで置換されたアリールアミノ(アルキル)、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]メチルオキシ、環の任意の位置で、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により、アリール位置でジアルキルアミノ、ハロ、アルコキシ、ヘテロアリールまたはアルキルヘテロシクロアルキルで置換されたアリールアルキルアミノ、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたジアルキルアミノ、場合により、アリール位置で、ハロ、アルキルヘテロシクロアルキルおよびジアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の基で置換されたアリールアミノから選択される。] [0026] 式Iの別の実施形態では、R3aは、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、場合によりR14で置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され; R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0027] 式Iの別の実施形態では、R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり; R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0028] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、1個、2個または3個のR10で場合により置換された、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニルおよびピペリジニルから選択されるヘテロシクロアルキルである。] [0029] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、1個、2個または3個のR10で場合により置換された、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニルおよびピペリジニルから選択されるヘテロシクロアルキルである。] [0030] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、1個、2個または3個のR10で場合により置換された、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニルおよびピペリジニルから選択されるヘテロシクロアルキルであり;R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0031] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、アミノ、アルキルアミノ、ハロ、−O−ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルから選択される1個、2個または3個の置換基で場合により置換されたヘテロアリールである。] [0032] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、アミノ、アルキルアミノ、ハロ、−O−ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルから選択される1個、2個または3個の置換基で場合により置換されたヘテロアリールであり;R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0033] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR4基で場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキルである。] [0034] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR1は、Hである。] [0035] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR4基で場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキルであり;R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0036] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR5基で場合により置換されたアリールである。] [0037] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR5基で場合により置換されたアリールであり;R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0038] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、1個、2個または3個のR10基で場合により置換されたヘテロシクロアルキルである。] [0039] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、1個、2個または3個のR10基で場合により置換されたヘテロシクロアルキルであり;R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0040] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、1個、2個または3個のアルキル基またはアリール基で場合により置換されたヘテロアリールアルキルである。] [0041] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、環の任意の位置で、1個、2個または3個のアルキル基またはアリール基で場合により置換されたヘテロアリールアルキルであり;R3aは、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0042] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR7は、式Iで上述のように場合により置換可能なヘテロアリール、例えば、ピリジニルまたはイミダゾリルである。] [0043] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、式Iで上述のように場合により置換可能なヘテロシクロアルキル、例えば、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニルまたはテトラヒドロフランである。] [0044] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、ヘテロシクロアルキルアミノアルキルであり、ヘテロシクロアルキル部分は、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはイミダゾリルであり、これらは、式Iで上述のように場合により置換可能である。] [0045] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、ヘテロシクロアルキルアルキルであり、ヘテロシクロアルキル部分は、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリジニル、ピペラジニルまたはテトラヒドロフラニルであり、これらは、式Iで上述のように場合により置換可能である。] [0046] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、アルキルヘテロシクロアルキルであり、ヘテロシクロアルキル部分は、ピペリジニルであり、このピペリジニルは、式Iで上述のように場合により置換可能である。] [0047] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、式Iで上述のように場合により置換可能なヘテロアリール、例えば、チエニル、フラン、ピラゾール、チアゾール、イソオキサゾール、テトラヒドロイソキノリニルおよびイミダゾールである。] [0048] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、式IのR2は、式Iで上述のように場合により置換可能なフェニルである。] [0049] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、R6は、式Iで上述のように場合により置換可能なヘテロアリール、例えば、イミダゾール、オキサゾール、ピリジン、ピリミジン、イソオキサゾールまたはフラニルである。] [0050] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、R3aは、Br、Clまたは−OCH3であり、R3b、R3c、R3dは、それぞれHである。] [0051] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、R1はHである。] [0052] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、R2は、式Iで上述のように場合により置換可能なヘテロシクロアルキル、例えば、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニルである。] [0053] 上述の態様(A)(適用可能な場合、態様(B))の他の実施形態では、R2は、1〜3個のハロで場合により置換された−(C1〜C3)アルキル−フェニル、−NH−フェニル、−NH−ピペリジニル、−NH−ピリジニル、場合により、フェニルの任意の位置で、ピペラジニルまたはメチルピペラジニルで置換された−NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−NH(C1〜C3)アルキル−N(CH3)2、−NH(C1〜C3)アルキル−OH、1個、2個または3個のXaで置換されたフェニル、0〜2個のXb基と1個のXcとで置換されたフェニル、メチルピペラジニルフェニルアルコキシアルキル(メチルピペラジニルフェニルメトキシメチル)、メチルピペラジニルカルボニル、2−クロロフェニル−4−メチルピペラジニルメチル、(4−メチルピペラジン−1−イル)(フェニル)メチル、1−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−フェニルエチル、2−クロロフェニル(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、4−オキソ−3−フェニル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカ−1−イル)メチル、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、ヒドロキシアルキル、場合により、クロロ、フルオロ、ピペラジニル、メチルピペラジニル、ジアルキルアミノで置換された−(C1〜C3)アルキル−N(Rza)−アリール、場合により、ハロ、−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルコキシ、ピペリジニルアルキルアミノ、ピペリジニルアルキルアミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ピペリジニルオキシ、ピペリジニルおよびアミノから選択される1個または2個の基で置換された−(5〜10)員環のヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキル−O−フェニル、−(C1〜C3)アルキル−O−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキル−N(H)−ヘテロアリール、場合により、−(C1〜C3)アルキル、ハロまたはフェニルで置換された−(C1〜C3)アルキル−(5〜10)員環のヘテロアリール、場合により、OHまたはピペリジンルで置換されたオキソピロリジニル、(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルで、Xdにより置換された−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル、場合により、−(C1〜C4)アルキル部分が、Xeで置換されている−(C1〜C6)アルキル−NRzb−(C1〜C4)アルキル、−(C1〜C3)アルキル−NH−(C3〜C6)シクロアルキル、−(CH2)−NH−(C3〜C6)シクロヘキシル、場合により、−(C1〜C3)アルキル−NH2の−(C1〜C3)アルキル部分が、Xfで置換されている−(C1〜C3)アルキル−NH2、場合により、Xgで置換された−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル、場合により、アミノ、−NHC(O)−O−(CH3)3、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノで置換された−(C3〜C6)−シクロアルキル(シクロヘキシル)から選択され; Xaは、ハロであるか、または−COOH、−COOCH3、NO2、−(C1〜C3)アルコキシ、メチルチオ、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、−N[(C1〜C3)アルキル]2、−CF3、メチルスルホニルから選択される基で置換されたフェニルから選択され; Xbが存在する場合、Xbは、アルキル、−NH2、ハロから独立して選択され; Xcは、−(5〜6員環の)ヘテロアリール(イミダゾール)、−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル(ピペラジニル)、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルアミノアルキル(シクロヘキシルアミノアルキル)、−NH(C1〜C3)アルキル−(3〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、ジメチルアミノ−(C1〜C3)アルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルメチルアミノカルボニルメチルオキシ、フェニルアルキルアミノカルボニル、場合によりアルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、モルホリニルアルコキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合によりメチルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により−OHで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルカルボニルアミノ、場合により、ハロおよびメチルから選択される1個または2個の基で置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、場合により、アミノ、アルキル、ハロ、−C(O)OH、ピラゾリル、−OCH3、−C(O)OCH3から選択される1個または2個の基で置換されたヘテロアリールカルボニルアミノ、場合により、ハロ、メチル、メトキシおよび−NHC(O)CH3から選択される1個または2個の基で置換された−N(H)C(O)フェニル、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピリジニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピペリジニル、−N(H)C(O)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、−N(H)C(O)シクロヘキシル、N(H)C(O)シクロペンチル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルモルホリニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピリジニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルイミダゾリル、アミノアルキル、−N(H)C(O)N(H)ピリミジニルから選択され; Xdは、アルキル、1〜3個のハロ、−COOH、場合により、ハロ、メチルおよびメチルフェニルから選択される1個または2個の基で置換されたフェニル、フェニルメチル、スピロ−ピペリジン、トリフルオロメチルフェニルメチル、−(C1〜C3)アルコキシ、ピリジニル、ジメチルアミノアルキル、ジメチルアミノ、ヒドロキシルアルキル、ジメチルアミノアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジメチルアミノカルボニルアルキル、ジエチルアミノアルキルカルボニル、−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、場合により、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシアルキル、−C(O)CH3で置換された(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、場合により、任意のフェニル位置で1〜3個のハロと、1個の−OHと、任意のフェニル位置で1〜3個のハロで置換された1個の−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニルとで置換された−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニル、場合により、−OHまたはハロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、1個の−OHと1個のメチル、1個の−OHと1個の−C(O)OH、1個の−OHと1個の−NHC(O)ピペリジニル、1個の−OHと1個のアルキルで置換された−C(O)−ヘテロシクロアルキルから選択され; Xeは、ジアルキルアミノ、アミノ、1〜3個の−OH、アルコキシ、4−メチルピペラジニルフェニル、ジメチルアミノフェニル、場合により、ハロおよびメトキシから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル、ヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−C(O)NH2、−C(O)OH、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、場合により1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルから選択され; Xfは、シクロアルキル、スピロシクロアルキル、フェニル、場合によりフェニルメチルオキシまたはアルコキシで置換されたフェニルアルキル、チエニルアルキルから選択され; Xgは、アルキル、アルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、1−メチルピペリジニル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、フェニルアルキルカルボニル、オキソ、フェニルアルキル、−(5〜6員環の)ヘテロアリールアルキル、ピペリジニルオキシ、−OH、オキソ、1〜2個のハロ、および1〜2個のメチルから選択され; Rzaが、Hまたはメチルであり; Rzbは、Hであるか、または1〜3個の−OHで場合により置換されたアルキルである。 別の実施形態では、R2は、−NH−フェニル、−NH−ピペリジニル、−NH−ピリジニル、場合により、任意のフェニル位置で、ピペラジニルまたはメチルピペラジニルで置換された−NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−NH(C1〜C3)アルキル−N(CH3)2、−NH(C1〜C3)アルキル−OH、−(C1〜C3)アルキル−O−フェニル、−(C1〜C3)アルキル−O−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキル−N(H)−ヘテロアリール、場合により、−(C1〜C3)アルキル、ハロまたはフェニルで置換された−(C1〜C3)アルキル−(5〜10)員環のヘテロアリール、場合によりOHまたはピペリジニルで置換されたオキソピロリジニル、場合により、(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルで、Xdにより置換された−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C4)アルキル部分がXeで置換されている−(C1〜C6)アルキル−NRzb−(C1〜C4)アルキル、−(C1〜C3)アルキル−NH−(C3−C6)シクロアルキル、−(CH2)−NH−(C3−C6)シクロヘキシル、−(C1〜C3)アルキル−NH2の−(C1〜C3)アルキル−部分がXfで置換されている−(C1〜C3)アルキル−NH2、場合によりXgで置換された−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルから選択され; Xdは、アルキル、1〜3個のハロ、−COOH、場合により、ハロ、メチルおよびメチルフェニルから選択される1個または2個の基で置換されたフェニル、フェニルメチル、スピロ−ピペリジン、トリフルオロメチルフェニルメチル、−(C1〜C3)アルコキシ、ピリジニル、ジメチルアミノアルキル、ジメチルアミノ、ヒドロキシルアルキル、ジメチルアミノアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジメチルアミノカルボニルアルキル、ジエチルアミノアルキルカルボニル、−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシアルキル、場合により−C(O)CH3で置換された(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、場合により、任意のフェニル位置で1〜3個のハロと、、1個の−OHと、任意のフェニル位置で1〜3個のハロで場合により置換された1個の−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニルとで置換された−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニル、場合により、−OHまたはハロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、1個の−OHと1個のメチル、1個の−OHと1個の−C(O)OH、1個の−OHと1個の−NHC(O)ピペリジニル、1個の−OHと1個のアルキルで置換された−C(O)−ヘテロシクロアルキルから選択され; Xeは、ジアルキルアミノ、アミノ、1〜3個の−OH、アルコキシ、4−メチルピペラジニルフェニル、ジメチルアミノフェニル、場合により、ハロおよびメトキシから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル、ヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−C(O)NH2、−C(O)OH、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、場合により1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルから選択され; Xfは、シクロアルキル、スピロシクロアルキル、フェニル、場合により、フェニルメチルオキシまたはアルコキシで置換されたフェニルアルキル、チエニルアルキルから選択され; Xgは、アルキル、アルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、1−メチルピペリジニル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、フェニルアルキルカルボニル、オキソ、フェニルアルキル、−(5〜6員環の)ヘテロアリールアルキル、ピペリジニルオキシ、−OH、オキソ、1〜2個のハロ、1〜2個のメチルから選択され; Rzbは、Hであるか、または1〜3個の−OHで場合により置換されたアルキルである。] [0054] 本開示の態様A(適用可能な場合、態様B)の他の実施形態では、R2は、R2についての以下の実施形態(22)のうち、任意の1つであってもよい。] [0055] 別の実施形態(1)では、R2は、1〜3個のハロで場合により置換された−(C1〜C3)アルキル−フェニルである。] [0056] 別の実施形態(2)では、R2は、−NH−フェニル、−NH−ピペリジニル、−NH−ピリジニル、場合により、フェニルの任意の位置で、ピペラジニルまたはメチルピペラジニルで置換された−NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−NH(C1〜C3)アルキル−N(CH3)2、−NH(C1〜C3)アルキル−OHから選択される。] [0057] 別の実施形態(3)では、R2は、1〜3個のXa基で置換されたフェニルであり、Xaは、ハロ、−COOH、−COOCH3、NO2、−(C1〜C3)アルコキシ、メチルチオ、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、−N[(C1〜C3)アルキル]2、−CF3、メチルスルホニルから選択される。] [0058] 別の実施形態(4)では、R2は、0〜2個のXb基と1個のXcとで置換されたフェニルであり、Xbが存在する場合、Xbは、アルキル、−NH2、ハロから選択され、Xcは、−(5〜6員環の)ヘテロアリール(例えば、イミダゾール)、−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペラジニル)、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルアミノアルキル(例えば、シクロヘキシルアミノアルキル)、−NH(C1〜C3)アルキル−(3〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、ジメチルアミノ−(C1〜C3)アルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルメチルアミノカルボニルメチルオキシ、フェニルアルキルアミノカルボニル、場合により、アルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル(例えば、ピペリジニルアミノメチルまたはメチルピペリジニルアミノメチル)、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノアルキル(例えば、ピペリジニルエチルアミノメチル)、ジアルキルアミノアルキル、モルホリニルアルコキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ(例えば、ジメチルアミノ(C1〜C5)アルキルアミノ、例えば、3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロピル]アミノ)、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により、メチルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ(例えば、ピペリジニルメチルアミノ、ピペリジニルエチルアミノ、テトラヒドロフランメチルアミノ、メチルピペリジニルメチルアミノまたはイミダゾールメチルアミノ)、ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ(ピロリジニルカルボニルアミノ)、場合により、−OHで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルカルボニルアミノ(例えば、2−ピペリジン−4−イルアセトアミドまたは3−モルホリニルプロパンアミド)、場合により、ハロおよびメチルから選択される1〜2個の基で置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ(例えば、場合により、ハロおよびメチルから選択される1個または2個の基で置換された−N(H)C(O)ピペリジニル、−N(H)C(O)ピロリジニル、または−N(H)C(O)テトラヒドロフラニル)、場合により、アミノ、アルキル、ハロ、−C(O)OH、ピラゾリル、−OCH3および−C(O)OCH3から選択される1個または2個の基で置換されたヘテロアリールカルボニルアミノ(例えば、−NH2、メチル、ハロ、−C(O)OH、ピラゾリル、−OCH3および−C(O)OCH3から選択される1個または2個の基で場合により選択された−N(H)C(O)ピリジニル、場合によりメチルで置換された−N(H)C(O)イミダゾリル、−N(H)C(O)キノキサリニル、場合によりアルキルで置換された−N(H)C(O)ピリミジニル、−N(H)C(O)フラニル、−N(H)C(O)ピラジニル、場合によりメチルで置換された−N(H)C(O)イソオキサゾリル、−N(H)C(O)オキサゾリル、または場合によりアミノで置換された−N(H)C(O)インダゾリル)、場合により、ハロ、メチル、メトキシおよび−NHC(O)CH3から選択される1個または2個の基で置換された−N(H)C(O)フェニル、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピリジニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピペリジニル、−N(H)C(O)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、−N(H)C(O)シクロヘキシル、N(H)C(O)シクロペンチル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルモルホリニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピリジニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルイミダゾリル、アミノアルキル(例えば、アミノメチル)、−N(H)C(O)N(H)ピリミジニルから選択される。] [0059] 別の実施形態(5)では、R2は、メチルピペラジニルフェニルアルコキシアルキル(メチルピペラジニルフェニルメトキシメチル)、メチルピペラジニルカルボニル、2−クロロフェニル−4−メチルピペラジニルメチル、(4−メチルピペラジン−1−イル)(フェニル)メチル、1−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−フェニルエチルまたは2−クロロフェニル(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、4−オキソ−3−フェニル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカ−1−イル)メチルである。 別の実施形態(6)では、R2は、−(C1〜C3)アルキルC(O)OHである。 別の実施形態(7)では、R2は、ヒドロキシアルキルである。 別の実施形態(8)では、R2は、クロロ、フルオロ、ピペラジニル、メチルピペラジニルまたはジアルキルアミノ(ジメチルアミノ)で場合により置換された−(C1〜C3)アルキル−N(Rz)−アリールであり(ここで、アリールは、例えば、フェニルまたは2,3−ジヒドロ−1H−インデニルであってもよく)、Rzは、Hまたはメチルである。] [0060] 別の実施形態(9)では、R2は、ハロ、−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルコキシ、ピペリジニルアルキルアミノ、ピペリジニルアルキルアミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ピペリジニルオキシ、ピペリジニルおよびアミノから選択される1個または2個の基で場合により置換された−(5〜10)員環ヘテロアリールである(例えば、チエニル、ピリジニル、インダゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジニル、テトラヒドロイソキノリニルまたは5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニル)。この実施形態の非限定的な例としては、5−クロロ−2−チエニル、チエニル、3−メチル−1H−インダゾリル、3−メチル−1H−インダゾリル、3−[(2−メチルプロピル)オキシ]ピリジン−4−イル、3−アミノ−1H−インダゾリル、3−アミノ−5−クロロ−1H−インダゾリル、1H−ベンズイミダゾリル、1H−イミダゾリル、1,3−チアゾリル、2−アミノ−5−クロロピリミジン−4−イル、3−[(ピペリジン−4−イルメチル)アミノ]−1H−インダゾリル、(2S)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イルが挙げられる。] [0061] 別の実施形態(10)では、R2は、−(C1〜C3)アルキル−O−フェニルである。] [0062] 別の実施形態(11)では、R2は、−(C1〜C3)アルキル−O−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキルであり、ヘテロシクロアルキルは、例えば、ピロリジニルであってもよい。] [0063] 別の実施形態(12)では、R2は、−(C1〜C3)アルキル−N(H)−ヘテロアリールであり、ヘテロアリールは、例えば、ピリジニルであってもよい。] [0064] 別の実施形態(13)では、R2は、−(C1〜C3)アルキル、ハロおよびフェニルで場合により置換された、−(C1〜C3)アルキル−(5〜10)員環ヘテロアリールである(ここで、ヘテロアリールは、例えば、イミダゾリルまたはピラゾリルであってもよい)。] [0065] 別の実施形態(14)では、R2は、OHおよび/またはピペリジニルで場合により置換されたオキソピロリジニルである。] [0066] 別の実施形態(15)では、R2は、(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルの任意の位置で、Xdで場合により置換された−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルであり、Xdは、アルキル(例えば、メチル)、1〜3個のハロ、−COOH、場合により、ハロ、メチルおよびメチルフェニルから選択される1個または2個の基で置換されたフェニル、フェニルメチル、スピロ−ピペリジン、トリフルオロメチルフェニルメチル、−(C1〜C3)アルコキシ、ピリジニル、ジメチルアミノアルキル(例えば、ジメチルアミノ−(C1〜C3)アルキル)、ジメチルアミノ、ヒドロキシルアルキル、ジメチルアミノアルキルアミノカルボニル(例えば、ジメチルアミノ(C1〜C3)アルキルアミノカルボニル)、アルキルアミノ、アミノアルキル(例えば、アミノメチルまたはアミノエチル)、ジメチルアミノカルボニルアルキル(例えば、ジメチルアミノカルボニルメチル)、ジエチルアミノアルキルカルボニル(例えば、ジエチルアミノメチルカルボニル)、−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキルで場合により置換された(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペリジニルまたはモルホリニル)、−NH2、−OH、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシアルキル(例えば、メトキシエチル)、−C(O)CH3、場合により、任意のフェニル位置で、1〜3個のハロと、1個の−OHと、任意のフェニル位置で、1〜3個のハロで場合により置換された1個の−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニルとで置換された−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−OHまたはハロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、1個の−OHと1個のメチル、1個の−OHと1個の−C(O)OH、1個の−OHと1個の−NHC(O)ピペリジニル、1個の−OHと1個のアルキルで場合により置換された−C(O)−ヘテロシクロアルキル(例えば、モルホリニルまたはピペリジニル)から選択される。この実施形態では、(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルは、例えば、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、モルホリニル、1,4−ジアゼパニル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、例えば、anti−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルおよび(7S)−7−ヒドロキシ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル、例えば、3−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル、(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、例えば、(1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチルおよび(1S,4S)−5−エチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、2,5−ジヒドロ−1H−ピローリル、(1R,4R)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、例えば、(1R,4R)−5−メチル−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、(1R,5S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、例えば、(1R,5S)−3−アミノ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、(8aS)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、ジメチルピペラジニル、例えば、(2R,6S)−2,6−ジメチルピペラジニルまたは(3aR,6aS)−ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピローリルであってもよい。別の実施形態では、上述の−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルは、−CH2−(5〜7員環の)ヘテロシクロアルキルであり、この基は、−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルに関して上に記載した任意の置換基で場合により置換されていてもよい。別の実施形態では、R2は、−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルに関して上に記載した任意の置換基で場合により置換された、−(CH2)−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、Xdは、(S)立体配置で、−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルの−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル部分に結合している。別の実施形態では、Xdは、(R)立体配置で、−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルの−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル部分に結合している。] [0067] 別の実施形態(16)では、R2は、−(C1〜C6)アルキル−NRz−(C1〜C4)アルキルであり、この−(C1〜C4)アルキル部分は、場合によりXeで置換されており、Xeは、ジアルキルアミノ(例えば、ジメチルアミノ)、アミノ、1〜3個の−OH、アルコキシ、4−メチルピペラジニルフェニル、ジメチルアミノフェニル、場合により、ハロおよびメトキシから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル、ヘテロアリール(例えば、フラニル、ピリジニルまたはイミダゾリル)、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−C(O)NH2、−C(O)OH、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、場合により、1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニルまたはピペラジニル)から選択され(非限定的な例としては、1,1−ジメチル−2−ピロリジニル、1,1−ジメチル−2−ピペリジニル、4−メチルピペラジニルが挙げられる)から選択され、Rzは、Hであるか、または1〜3個の−OHで場合により置換されたアルキルである。別の実施形態では、上述の−(C1〜C6)アルキル−NRz−(C1〜C4)アルキルは、−(C1〜C3)アルキル−NRz−(C1〜C4)アルキルであり、この基は、−(C1〜C6)アルキル−NRz−(C1〜C4)アルキルに関して上に記載した任意の置換基で場合により置換されていてもよい。] [0068] 別の実施形態(17)では、R2は、−(C1〜C3)アルキル−NH−(C3−C6)シクロアルキルであり、例えば、−(CH2)−NH−(C3−C6)シクロヘキシルである。] [0069] 別の実施形態(18)では、R2は、−(C1〜C3)アルキル−NH2であり、−(C1〜C3)アルキル−部分は、場合によりXfで置換されており、Xfは、シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)、スピロシクロアルキル、フェニル、場合によりフェニルメチルオキシまたはアルコキシで置換されたフェニルアルキル、チエニルアルキルから選択される。この実施形態の非限定的な例としては、以下の1つ以上の基が挙げられる。−(CH2)3−NH2、−CH2−NH2、−(CH2)2−NH2、−CH2−CH(CH3)−NH2または−C(CH3)2−NH2。] [0070] 別の実施形態(19)では、R2は、Xgで場合により置換された(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、イソオキサゾリル、アゼチジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニル、チアゾリジニルまたはオクタヒドロ−1H−インドリル)であり、Xgは、アルキル(例えば、(C1〜C3)アルキル)、アルキルカルボニル(例えば、−C(O)CH3)、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニル(例えば、4−(ジメチルアミノ)ブタノイル、4−(ジメチルアミノ)プロパノイルまたは2−(ジメチルアミノ)エタノイル)1−メチルピペリジニル、ジアルキルアミノアルキル(例えば、−(ジメチルアミノ)エチルまたは3−(ジメチルアミノ)プロピル)、ヘテロアリールカルボニル(例えば、1−(1H−ベンズイミダゾール−5−イルカルボニル)ピペリジニルまたはピリジニルカルボニル)、アルコキシアルキルカルボニル(例えば、3−(メチルオキシ)プロパノイル)、フェニルカルボニル、フェニルアルキルカルボニル、オキソ、フェニルアルキル、(5〜6員環の)ヘテロアリールアルキル(例えば、ピリジニルメチル)、ピペリジニルオキシ、−OH、オキソ、1〜2個のハロおよび1〜2個のメチルから選択される。R2が(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルである別の実施形態では、R2は、(S)立体配置で親部分に結合している。R2が(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルである別の実施形態では、R2は、(R)立体配置で親部分に結合している。別の実施形態では、R2は、メチルで場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、ハロで場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、−OHで場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、フェニルメチルで場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、−C(O)CH3で場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、ジアルキルアミノアルキルカルボニルで場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、ジアルキルアミノアルキルヘテロアリールカルボニルで場合により置換された(5員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、メチルで場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、ハロで場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、−OHで場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、フェニルメチルで場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、−C(O)CH3で場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、ジアルキルアミノアルキルカルボニルで場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。別の実施形態では、R2は、ジアルキルアミノアルキルヘテロアリールカルボニルで場合により置換された(6員環の)ヘテロシクロアルキルである。] [0071] 別の実施形態(20)では、R2は、アミノ、−NHC(O)−O−(CH3)3またはアミノアルキル(例えば、アミノメチル)で場合により置換された、−(C3−C6)−シクロアルキル(シクロヘキシル)である。] [0072] 別の実施形態(21)では、R2は、ジアルキルアミノアルキルアミノであり、例えば、3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノである。別の実施形態(22)では、R2は、 であり、R15は、Hまたは−(C1〜C6)アルキルから選択され、R16は、H、フェニル、−(C1〜C6)アルキルから選択され、R17は、H、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、ヘテロシクロアルキルアルキル(例えば、1,1−ジメチル−2−ピロリジン−1−イルエチルまたは1,1−ジメチル−2−ピペリジン−1−イルエチル)から選択される。] [0073] 上に開示したそれぞれの態様A(適用可能な場合、態様B)における、式Iのすべての化合物は、R1、R2、R3a、R3b、R3cまたはR3dの開示された代替的な任意の他の態様または実施形態と組み合わせて、R1、R2、R3a、R3b、R3cまたはR3dのそれぞれに関する代替的な態様または実施形態のいずれか、およびこれらの組み合わせの任意の医薬的に許容される塩および立体異性体を含む。] [0074] 本開示の範囲内で、ある化学部分が、任意の環部分に1個以上の任意の置換基を有していると記載されている場合、その化学部分が、環の任意の位置で、1個以上の任意の置換基を有していてもよい場合と同じであることを意味し、このことは、ある化学部分が、ある環に1個以上の任意の置換基を有していてもよい場合と同じであることを意味し、ここで、1個以上の任意の置換基はそれぞれ、環の任意の位置にある任意の水素原子と置き換わっており、2個以上の置換基が存在する場合、残りの置換基が、この環の残りの他のいずれかの水素と置き換わっていてもよい。] [0075] 他の実施形態では、上述のいずれかの実施形態で記載される任意のアルキル基は、他の基に結合しているアルキル部分を含め、−(C1〜C6)アルキル基であってもよい。] [0076] 他の実施形態では、上述のいずれかの実施形態で記載される任意のアルキル基は、他の基に結合しているアルキル部分を含め、−(C1〜C3)アルキル基であってもよい。] [0077] 他の実施形態では、上述のいずれかの実施形態で記載される任意のアルコキシ基は、他の基に結合しているアルコキシ部分を含め、−(C1〜C6)アルコキシ基であってもよい。] [0078] 他の実施形態では、上述のいずれかの実施形態で記載される任意のアルコキシ基は、他の基に結合しているアルコキシ部分を含め、−(C1〜C3)アルコキシ基であってもよい。] [0079] 他の実施形態では、上述のいずれかの実施形態で記載される任意のヘテロシクロアルキル基は、他の基に結合しているヘテロシクロアルキル部分を含め、(4〜6員環)ヘテロシクロアルキル基であってもよい。] [0080] 他の実施形態では、上述のいずれかの実施形態で記載される任意のシクロアルキル基は、−(C3〜C6)シクロアルキル基であってもよい。] [0081] 本明細書に開示したすべての化合物は、これらの化合物が、本明細書で、その医薬的に許容される塩として存在可能であると記載されているか、または存在可能でないと記載されているかにかかわらず、遊離塩基形態またはその医薬的に許容される塩のいずれかを含む。そのため、例えば、式Iの化合物の任意の所与の実施形態(化合物自体に関連する実施形態またはその使用方法に関連する実施形態を含む)について、この実施形態は、その実施形態の中で述べられているかどうかにかかわらず、遊離塩基形態またはその医薬的に許容される塩のいずれかを含む。] [0082] 表1は、式Iに包含される本開示の化合物およびその医薬的に許容される塩のいくつかの例を示す。表1の例は、単に代表的な例であり、本発明の範囲をいかなる様式にも限定するものではない。 表1 表1の活性Aは、その化合物のCDC7 IC50値が、10,000ナノモル濃度(nm)未満であることを意味する。 表1の活性Bは、その化合物のPIMIC50値が、10,000ナノモル濃度(nm)未満であることを意味する。 表1の活性Cは、その化合物のCK2 IC50値が、10,000ナノモル濃度(nm)未満であることを意味する。 表1の任意の化合物の活性について、活性(上述の活性A、B、Cで定義されている)を有する2つ以上の標的が列挙されている場合、その化合物が、化合物の次に列挙されているそれぞれの標的に対して活性であることを意味する。] [0083] 本開示の別の態様は、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩と、医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物に関する。] [0084] 本開示の別の態様は、PIM、CDC7またはCK2を阻害することが望ましい細胞と、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩とを接触させるステップを含む、前記細胞内でPIM、CDC7またはCK2を阻害する方法に関する。] [0085] 本開示の別の態様は、PIM、CDC7またはCK2を阻害することが望ましい細胞と、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物を接触させるステップを含む、前記細胞内でPIM、CDC7またはCK2を阻害する方法に関する。] [0086] 本開示の別の態様は、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、PIM、CDC7またはCK2が関与する疾患または状態を含む疾患または状態を治療する方法に関する。治療可能な疾患または状態の非限定的な例としては、癌、例えば、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、子宮頸癌、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌(NSCL)または膠芽細胞腫が挙げられる。別の実施形態では、治療可能な疾患または状態は、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、結腸直腸癌、非小細胞肺癌から選択される。別の実施形態では、治療可能な疾患または状態は、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病から選択される。別の実施形態では、治療可能な疾患または状態は、結腸直腸癌、非小細胞肺癌から選択される。] [0087] 本開示の別の態様は、CDC7 IC50値が3000nm未満である表1の化合物またはこの化合物の医薬的に許容される塩に関する。CDC7 IC50値が3000nm未満である表1の化合物は、化合物1〜3、5、13、24、28、32〜35、40、43、45、48、49、52、60、64、100、103、107、108〜109、111〜112、119、121、127〜128、130、138、140〜144、147〜148、153〜155、157〜161、164、166〜167、169、173〜175、178、181、182〜186、189、191、194〜195、197〜199、201、205、214、216〜217、220〜221、223〜224、226、231〜232、235、248、252、259、262、264、266、269、270、273、277、283、287、289〜290、298、302、305、307、308、311、313、315、317、319、323、324、330〜333、344、346、348、349、353、363〜364、366、368〜370、373〜375、379〜381、383、385〜389、395、400〜402、404、406〜408、412〜413、418、420、425〜427、429、430〜435、436〜439、442、448、451〜453、458〜460、469〜471、476、488〜490、492〜509、511〜535、537〜544である。] [0088] 本開示の別の態様は、CDC7 IC50値が100nm未満である表1の化合物またはこの化合物の医薬的に許容される塩に関する。CDC7 IC50値が100nm未満である表1の化合物は、化合物1〜2、5、28、49、103、108、119、128、147、157〜158、164、166〜167、169、173〜175、183〜186、191、198〜199、201、214、216、221、223、231〜232、242、252、259、262、269、270、273、277、287、289、298、307、308、317、331〜333、344、346、348、364、366、368〜369、375、379〜380、383、400〜402、404、407〜408、412〜413、421、426、429、432、437、442、452、453、458、470〜471、476、488〜490、492、493、495、496、498、501〜503、505、507〜509、511〜534、540〜544である。] [0089] 本開示の別の態様は、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩と、医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、PIM、CDC7またはCK2が関与する疾患または状態を含む疾患または状態を治療する方法に関する。治療可能な疾患または状態の非限定的な例としては、癌、例えば、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、子宮頸癌、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌(NSCL)または膠芽細胞腫が挙げられる。別の実施形態では、治療可能な疾患または状態は、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、結腸直腸癌、非小細胞肺癌から選択される。別の実施形態では、治療可能な疾患または状態は、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病から選択される。別の実施形態では、治療可能な疾患または状態は、結腸直腸癌、非小細胞肺癌から選択される。] [0090] 本開示の別の態様は、放射線治療と組み合わせる、および/またはカンプトセシン、トポテカン、9−ニトロカンプトセシン、9−アミノカンプトセシン、カレニテシン、イリノテカン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、アムサクリン、ラゾキサン、デクスラゾキサン、メクロレタミン、シクロホスファミド、イホスファミド、クロラムブシル、メルファラン、チオテパ、トレニモン、トリエチレンメラミン、ラパマイシン、ジアンヒドロガラクチトール、ジブロモズルシトール、ブスルファン、ジメチルサルフェート、クロロエチルニトロソウレア、BCNU、CCNU、メチル−CCNU、ストレプトゾトシン、クロロゾトシン、プレドニムスチン、エストラムスチン、プロカルバジン、ダカルバジン、ヘキサメチルメラミン、ペンタメチルメラミン、テモゾロマイド、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ミトラマイシン、マイトマイシンC、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、メトトレキサート、エダトレキサート、トリメトプリム、ノラトレキセド、ラルチトレキセド、ヒドロキシウレア、5−フルオロウラシル、フトラフール、カペシタビン、フルツロン、エニルウラシル、ara−C、5−アザシチジン、ゲムシタビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、アンチセンスDNA、アンチセンスRNA、アンチセンスDNA/RNAハイブリッド、リボザイム、紫外線照射、ビンクリスチン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、L−アスパラギナーゼ、キナーゼ阻害剤、イマチニブ、ミトタン、アミノグルテチミド、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール、タモキシフェン、アナストロゾール、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン、イクサベピロン、フルタミド、ロイプロリド、プレドニゾン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、インターフェロン−α、インターロイキンから選択される1つ以上の治療薬剤と組み合わせて、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、PIM、CDC7またはCK2が関与する疾患または状態を含む疾患または状態を治療する方法に関する。さらに具体的な実施形態では、上述の組み合わせは、イクサベピロンまたはエトポシドとの組み合わせである。] [0091] 本開示の他の態様は、態様Bを含む、本開示の上述のいずれかの実施形態の範囲内にある表1の化合物を含む。 (省略語および定義)] [0092] 以下の省略語および用語は、一貫して以下の意味を示す。] [0093] 本明細書で使用する場合、以下の語句および句は、これらの語句および句が使用される内容が、他の意味であることを示すか、またはいくらか異なる意味であると明らかに定義されている場合を除き、一般的に、以下に示す意味を有するものとする。] [0094] 記号「−」は、単結合を意味し、「=」は、二重結合を意味し、「≡」は、三重結合を意味し、 は、単結合または二重結合を意味する。ある基が、親分子の式から離れた状態で示されている場合、記号 は、その基を親分子の構造式から切り離すために、理論的に開裂する結合の端部に使用される。] [0095] 化学構造が図示されているか、または記載されている場合、他の意味であると明らかに示されている場合を除き、すべての炭素は、4価の価数を満たすように水素置換基を有していると考えられる。例えば、以下の式の左側の構造では、9個の水素を有していることになる。9個の水素を、右側の構造に示している。構造中の特定の原子は、本文中の式では、時々、1個以上の水素(明確に定義された水素)を置換基として有するものとして記載されており、例えば、−CH2CH2−である。それ以外の複雑な構造の記載を簡潔に示し、簡略化するために、上述の記載に関する技術は、化学分野では一般的なものであることを当業者は理解する。] [0096] 基「R」が、環系に「浮いている」ように示されている場合、例えば、下式 と示されている場合、他の意味であると定義されていない限り、置換基「R」は、環系の任意の原子上にある残基であってもよく、安定な構造を形成する限り、環原子の1つの原子上にある、実際に記載されている水素、記載されていないが存在すると推定される水素、または明らかに定義されている水素と置き換わっていると考えられる。] [0097] 基「R」が、縮合環系に浮いているように示されている場合、例えば、下式 と示されている場合、他の意味であると定義されていない限り、置換基「R」は、縮合環系の任意の原子上にある残基であってもよく、安定な構造を形成する限り、環原子の1つの原子上にある、実際に記載されている水素(例えば、上の式の−NH−)、記載されていないが存在すると推定される水素(例えば、上の式の場合、示されていないが、存在すると理解されている水素)、または明らかに定義されている水素(例えば、上の式において、「X」は=CH−と等しい)と置き換わっていると考えられる。記載した例では、「R」基は、縮合環の5員環上または6員環上にある残基であってもよい。上に図示した式では、yが2である場合、例えば、2個の「R」は、環系の任意の2個の原子上にある残基であってもよく、それぞれ、環上にある、実際に記載されている水素、記載されていないが存在すると推定される水素、または明らかに定義されている水素と置き換わっていると考えられる。] [0098] 基「R」が、飽和炭素を含有する環系の上に存在すると示されている場合、例えば、下式 と示されている場合、この例では、「y」は、2以上であってもよく、それぞれ、環上にある、実際に記載されている水素、記載されていないが存在すると推定される水素、または明らかに定義されている水素と置き換わっていると考えられ、他の意味であると定義されていない限り、得られる構造が安定な場合、2個の「R」は、同じ炭素上にある残基であってもよい。単純な例は、Rがメチル基である場合であり、図示した環の炭素(「環状の」炭素)上に、メチルがジェミナルなジメチル基で存在してもよい。別の例では、同じ炭素上にある2個のRと、その炭素とで環を形成し、例えば、下式に示されるような環を有するスピロ環構造(「スピロシクリル」基)を形成してもよい。] [0099] 「投与」およびその変形(例えば、化合物を「投与する」)は、本開示の化合物(すなわち、本明細書に記載の式Iの化合物)を指す場合、化合物または化合物のプロドラッグを、治療の必要な動物の系に導入することを意味する。本開示の化合物またはそのプロドラッグを、1つ以上の他の活性薬剤(例えば、手術、照射、化学療法など)と組み合わせて与える場合、「投与」およびその変形は、それぞれ、この化合物またはそのプロドラッグと、他の薬剤とを同時に導入すること、および連続して導入することを含むと理解される。] [0100] 「アルキル」は、(C1〜C12)アルキルの大きさで、1〜12個の炭素を有する分子を含むことを意味し、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。例えば、「C6アルキル」は、n−ヘキシル、iso−ヘキシル、シクロブチルエチルなどを指してもよい。アルキルは、1〜6個の炭素を有する低級アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどを含むことを意図している。高級アルキルは、7個以上の炭素原子を含有するアルキル基を指す。特定の炭素数を有するアルキル残基を命名し、この炭素数を有するすべての幾何異性体を包含するものとする。したがって、例えば、「ブチル」または「C4アルキル」は、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、t−ブチルを含むものとし、例えば、「プロピル」または「C3アルキル」は、それぞれn−プロピルおよびイソプロピルを含むものとする。] [0101] −(C1〜C6)アルキルは、炭素原子数が1〜6個のアルキル基の一種であり、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。] [0102] −(C1〜C3)アルキルは、炭素原子数が1〜3個のアルキル基の一種であり、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。] [0103] 「アルケニル」は、2個の炭素の間に少なくとも1個の二重結合を含有するアルキルを意味する。アルケニルの非限定的な例としては、ビニル、アリル、イソプレニルなどが挙げられる。] [0104] 「アルキニル」は、2個の炭素の間に少なくとも1個の三重結合を含有するアルキルを意味する。] [0105] 「シクロアルキル」は、約3〜約14個の炭素原子を含む、芳香族ではない単環系または多環系を意味する。単環系シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。多環系シクロアルキルの非限定的な例としては、1−デカリン、ノルボルニル、アダマンチルなどが挙げられる。シクロアルキルは、縮合環系、架橋環系またはスピロ環系であってもよい。] [0106] 「−(C3〜C6)シクロアルキル」は、シクロアルキルの一種であり、3〜6個の炭素原子を含む、芳香族ではない単環系を意味する。] [0107] 「アルコキシ」または「アルコキシル」は、両方とも−O−アルキル基を指し、ここで、「アルキル」部分は、上に定義したとおりである。例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシなどが挙げられる。] [0108] 「アリール」は、一価の6〜14員環の単環または多環を意味し、単環は芳香族であり、多環の少なくとも1つの環は、芳香族である。アリール環を1個だけ含む多環は、アリールの定義の中に含まれるものとする。さらに、アリールは、6〜10員環であってもよく、または6員環であってもよい。アリールの非限定的な代表例としては、フェニル、ナフチルなどが挙げられる。] [0109] 「アリールアルキル」は、上に定義したアリール部分が、アルキル(すなわち、アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン)の1つを介し、親構造に結合したものを意味し、「アリール」部分および「アルキル」部分は、本明細書に定義されるとおりである。例としては、ベンジル、フェネチル、フェニルビニル、フェニルアリルなどが挙げられる。上述の基の「アルキル」部分は、1〜10個の炭素を有していてもよく、別の実施形態では、1〜6個の炭素を有していてもよく、後者の場合、C1〜C6アリールアルキルと呼ぶこともある。ある基が「−(C1〜C6)アルキルアリール」と呼ばれるか、または−(C1〜C6)アルキルアリールである場合、アリール部分は、アルキレン基を介して親構造に結合している。例としては、ベンジル、フェネチルなどが挙げられる。] [0110] いくつかの例では、当業者が理解するように、芳香族系の2個の隣接する基が縮合し、環構造を形成していてもよい。この縮合環構造は、ヘテロ原子を含有していてもよく、場合により、1個以上の基で置換されていてもよい。このような縮合した基の飽和炭素(すなわち、飽和環構造)が、2個の置換基を有していてもよいことも注記しておくべきである。] [0111] 「縮合多環」または「縮合環系」は、架橋環または縮合環を含む多環系を指し、すなわち、2個の環が、環構造の中に2個以上の共通の原子を有する多環系を指す。本明細書では、縮合多環および縮合環系は、芳香族ではない系および芳香族系を含む。典型的には、必須ではないが、縮合多環は、隣接する原子が共通原子であり、例えば、ナフタレンまたは1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレンである。スピロ環系は、この定義による縮合多環ではないが、本明細書に開示した化合物の縮合多環系は、縮合多環の1個の環原子を介して結合するスピロ環を有していてもよい。] [0112] 「ハロゲン」または「ハロ」は、両方とも、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を指す。] [0113] 「ハロアルキル」(本明細書に定義したアルキルを含み、場合により、8個までのハロで置換されている)および「ハロアリール」は、一般的に、それぞれ1個以上のハロで置換されたアルキル基およびアリール基を指す。「ハロアルキル」の非限定的な例としては、3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル、2−メチル−1−(トリフルオロメチル)プロピル、−CH2F、−CHCl2、−CF3が挙げられる。] [0114] 「ヘテロ原子」は、O、S、NまたはPを指す。別の例では、ヘテロ原子は、OまたはNである。別の例では、ヘテロ原子は、Oである。別の例では、ヘテロ原子は、Nである。] [0115] 「ヘテロシクリル」は、炭素原子と、窒素、リン、酸素、硫黄からなる群から選択される1個〜5個のヘテロ原子とで構成される、安定な3〜15員環の環置換基を指す。本開示のために、ヘテロシクリル置換基は、単環系、二環系または三環系であってもよく、スピロ環系を含んでいてもよいだけではなく、縮合環系または架橋環系を含んでいてもよい。用語「ヘテロシクロアルキル」および「ヘテロアリール」は、上位概念の用語「ヘテロシクリル」に包含される基である。ヘテロシクリル基に含まれる窒素原子、リン原子、炭素原子または硫黄原子は、場合により、種々の酸化状態に酸化されていてもよい。特定の例では、−S(O)0〜2−基は、それぞれ、−S−(スルフィド)、−S(O)−(スルホキシド)、−SO2−(スルホン)を指す。簡便のために、窒素、特に排他的ではないが、環状の芳香族窒素と定義される窒素は、特定の例で明確に定義されているわけではないが、対応するN−オキシド形態を含んでいてもよい。したがって、例えば、ピリジル環を有する本開示の化合物の場合、対応するピリジル−N−オキシドは、本開示の別の化合物としてを含まれることを意味する。それに加えて、環状の窒素原子は、場合により四級化されていてもよく、環置換基は、部分的または完全に飽和であってもよく、芳香族であってもよい。ヘテロシクリル基の例としては、アゼチジニル、アクリジニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾフラニル、カルバゾイル、シンノリニル、ジオキソラニル、インドリジニル、ナフチリジニル、ペルヒドロアゼピニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタラジニル、プテリジニル、プリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラゾリル、テトラヒドロイソキノリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ピローリル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ジヒドロピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、トリアゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、キヌクリジニル、イソチアゾリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、キノリル、イソキノリル、デカヒドロイソキノリル、ベンズイミダゾリル、チアジアゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、フリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、ジオキサホスホラニル、オキサジアゾリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニルが挙げられるが、これらに限定されない。] [0116] 「ヘテロシクロアルキル」は、少なくとも1個の環が、少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、芳香族環が存在しない、安定な4〜12員環の単環または多環を指す。ヘテロシクロアルキルは、1個の環がヘテロ原子を含み、別の環がヘテロ原子を含まないような多環を含むことを意味する。] [0117] 「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、上に定義した「アルキル」を介して親部分に結合する、上に定義したようなヘテロシクロアルキルを指す。ヘテロシクロアルキルの非限定的な例としては、ピペラジニル(piperadinyl)が挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、ピペラジニル(piperazinyl)が挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、フラニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、ピロリジニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキルの別の非限定的な例としては、モルホリニルが挙げられる。] [0118] 「アミノ」は、−NH2を指す。] [0119] 「アルキルアミノ」は、−NH(アルキル)を指し、ここで、「アルキル」部分は、上に定義したとおりであり、親部分は、窒素原子に結合している。] [0120] 「ジアルキルアミノ」は、−N(アルキル)2を指し、ここで、「アルキル」部分は、上に定義したとおりであり、親部分は、窒素原子に結合している。] [0121] 「ジアルキルアミノアルキル」は、−(アルキル)N(アルキル)2を指し、ここで、「アルキル」部分は、上に定義したとおりである。このような「ジアルキルアミノアルキル」の非限定的な例としては、−CH2C(CH3)2CH2N(CH3)2が挙げられる。] [0122] 「アミノアルキル」は、−(アルキル)NH2を指し、ここで、「アルキル」部分は、上に定義したとおりであり、親部分は、アルキル基に結合している。アミノ基は、アルキル基に沿った任意の点で結合していてもよい。アミノアルキルの非限定的な例としては、−CH2NH2、−CH2CH2NH2、−C(CH3)2NH2、−CH(NH2)CH3が挙げられる。] [0123] 「ヘテロアリール」は、5〜12員環の芳香族ヘテロシクリル単環系(ヘテロシクリルは、本明細書に定義されている)であるか、またはヘテロシクリル二環系(この二環系の少なくとも1個の環が芳香族である)であり、上述の単環、および上述の二環系の少なくとも1個の環は、窒素、酸素、リン、硫黄から選択される1個、2個、3個、4個または5個のヘテロ原子を含有する。ヘテロ原子を含有する環は、芳香族であってもよく、芳香族でなくてもよい。代表例としては、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピローリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンズジオキソリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、フロピリジニルが挙げられる。縮合部分、架橋部分およびスピロ部分も、本定義の範囲内に含まれる。別の実施形態では、本明細書に記載のヘテロアリール基は、チエニル、オキサゾリル、フリル、ピローリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニルから選択される。] [0124] 「カルボニル」は、「−C(O)−」基を指し、二価である。] [0125] 「アミノカルボニル」は、「−C(O)−NH2」基であり、親部分が、アミノ基に結合している。] [0126] 「アルコキシカルボニル」は、「−C(O)アルコキシ」基を指し、ここで、アルコキシは、上に定義したとおりであり、親部分は、カルボニルに結合している。非限定的な例としては、−C(O)−OC(CH3)3が挙げられる。] [0127] 「ヒドロキシアルキニル」は、親部分が、上に定義したアルキニル基に結合し、ヒドロキシル基が、アルキニルに結合した基を指す。非限定的な例としては、4−ヒドロキシブタ−1−イン−1−イルが挙げられる。] [0128] 「ヒドロキシアルキル」は、親部分がアルキル基に結合し、ヒドロキシル基がアルキルに結合し、アルキル部分が、本明細書で用語「アルキル」について定義したとおりである基を指す。] [0129] 「アミノ(イミノ)アルキル」は、−アルキル−C(=NH)−NH2であらわされる基を指し、ここで、アルキル部分は、本明細書で用語「アルキル」について定義したとおりである。非限定的な例としては、アミノ(イミノ)メチルが挙げられる。] [0130] 「ジヒドロキシアルキル」は、親部分がアルキル基に結合し、2個のヒドロキシル基がアルキルに結合し、アルキル部分が、本明細書で用語「アルキル」について定義したとおりである基を指す。] [0131] 「アルキルアミノアルキル」は、−(アルキル)NH(アルキル)を指し、ここで、アルキル部分は、本明細書で用語「アルキル」について定義したとおりである。] [0132] 「アルキルアミノアルキルアミノ」は、−N(H)(アルキル)NH(アルキル)を指し、ここで、アルキル部分は、本明細書で用語「アルキル」について定義したとおりである。] [0133] 「アミノアルキルアミノ」は、−N(H)(アルキル)NH2を指し、ここで、アルキル部分は、本明細書で用語「アルキル」について定義したとおりである。] [0134] 「アリールアルキルアミノ」は、−N(H)(アルキル)アリールを指し、ここで、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書で用語「アルキル」および「アリール」について定義したとおりである。] [0135] 「アルキルスルホニルヘテロシクロアルキルアミノ」は、−N(H)−ヘテロシクロアルキル−S(O)2−アルキルを指し、ここで、アミノが親部分に結合し、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0136] 「シクロアルキルアルキルアミノ」は、−N(H)−アルキルシクロアルキルを指し、ここで、アミノが親部分に結合し、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0137] 「ジアルキルアミノアルコキシ」は、−(アルコキシ)N(アルキル)2を指し、ここで、「アルコキシ」部分および「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。このような「ジアルキルアミノアルコキシ」の非限定的な例としては、−O−(CH2)2N(CH3)2であらわされるジメチルアミノエチルオキシが挙げられる。] [0138] 「アルキルスルホニルアルキルアミノ」は、−NH2−アルキル−S(O)2−アルキルを指し、ここで、この基のアミノ部分が親部分に結合しており、「アルキル」部分は、上に定義したとおりである。非限定的な例としては、メチルスルホニルエチルアミノが挙げられる。] [0139] 「アミノカルボニルアルキルアミノアルキル」は、「−アルキル−N(H)−アルキル−C(O)−NH2」基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、アルキル部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0140] 「アミノアルキルアミノアルキル」は、「−アルキル−N(H)−アルキル−NH2」基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、アルキル部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0141] 「ジアルキルアミノアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−N(アルキル)2基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0142] 「カルボキシアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−C(O)OH基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0143] 「シクロアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−シクロアルキル基をさし、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「シクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0144] 「ジアルキルアミノアリールアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−アリール−N(アルキル)2基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0145] 「ヘテロアリールアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−ヘテロアリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロアリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0146] 「ヘテロシクロアルキルアリールアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−アリール−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0147] 「アルコキシアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−O−アルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0148] 「ヒドロキシメチルアルキニル」は、−アルキニル−CH2−OH基を指し、ここで、親部分は、アルキニル基に結合しており、「アルキニル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0149] 「ヘテロアリールアルキル」は、−アルキル−ヘテロアリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分およびヘテロアリール部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0150] 「ヘテロシクロアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0151] 「シクロアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−シクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「シクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0152] 「ヘテロシクロアルキルアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0153] 「アリールアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−アルキル−アリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0154] 「アルキルヘテロシクロアルキル」は、−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0155] 「ヘテロアリールアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−ヘテロアリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロアリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0156] 「アリールアミノ」は、−N(H)−アリール基を指し、ここで、親部分は、アミノ基に結合しており、「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0157] 「アリールオキシアルキル」は、−アルキル−O−アリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0158] 「ヘテロアリールアルキル」は、−アルキル−ヘテロアリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロアリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0159] 「アルキルピペラジニルカルボニル」は、−C(O)−ピペラジニル−アルキル基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0160] 「アルキルヘテロシクロアルキルアリールアルコキシアルキル」は、−アルキル−O−アルキル−アリール−ヘテロシクロアルキル−アルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アリール」部分、「アリール」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0161] 「アルキルヘテロアリールアルコキシアルキル」は、−アルキル−O−アルキル−ヘテロアリール−アルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アリール」部分および「ヘテロアリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0162] 「ジアルキルアミノアルキルアミノ」は、−N(H)−アルキル−N(アルキル)2基を指し、ここで、親部分は、アミノ基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0163] 「ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ」は、−N(H)−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アミノ基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0164] 「ヘテロアリールアミノ」は、−N(H)−ヘテロアリール基を指し、ここで、親部分は、アミノ基に結合しており、「ヘテロアリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0165] 「ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル」は、−アルキル−O−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分およびヘテロシクロアルキル部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0166] 「カルボキシアルキル」は、−アルキル−C(O)−OH基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0167] 「ヘテロシクロアルキルオキシアルキル」は、−アルキル−O−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0168] 「アルコキシカルボニルアルキル」は、−アルキル−C(O)−O−アルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0169] 「アリールアルコキシ」は、−アルキル−O−アリール基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0170] 「スピロ−ヘテロシクロアルキル」は、基 を指し、Hは、ヘテロシクロアルキル基をあらわし、Pは、親部分をあらわし、ヘテロシクロアルキル部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0171] 「アリールアルキルアミノカルボニル」は、−C(O)−N(H)−アルキル−アリール基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0172] 「ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ」は、−N(H)−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アミノ基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0173] 「ジアルキルアミノアルキルカルボニル」は、−C(O)−アルキル−N(アルキル)2基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0174] 「ジアルキルアミノカルボニルアルキル」は、−アルキル−C(O)−N(アルキル)2基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0175] 「ヘテロシクロアルキルカルボニル」は、−C(O)−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0176] 「アルキルチオ」は、−S−アルキル基を指し、ここで、親部分は、チオ基(−S−)に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0177] 「アルキルスルホニル」は、−S(O)2−アルキル基を指し、ここで、親部分は、スルホニル基[−S(O)2−]に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0178] 「アルキルヘテロシクロアルキル」は、−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0179] 「アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−ヘテロシクロアルキル−C(O)−O−アルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0180] 「ヘテロシクロアルキルアミノアルキル」は、−アルキル−N(H)−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アルキル基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0181] 「アミノアルキルアミノカルボニル」は、−N(H)−アルキル−ヘテロシクロアルキル基を指し、ここで、親部分は、アミノ基に結合しており、「アルキル」部分および「ヘテロシクロアルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0182] 「ヘテロアリールカルボニル」は、−C(O)−ヘテロアリール基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「ヘテロアリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0183] 「アリールアルキルカルボニル」は、−C(O)−アルキル−アリール基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アルキル」部分および「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0184] 「アリールカルボニル」は、−C(O)−アリール基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アリール」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0185] 「アルキルカルボニル」は、−C(O)−アルキル基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義されている。] [0186] 「アルコキシアルキルカルボニル」は、−C(O)−アルキル−O−アルキル基を指し、ここで、親部分は、カルボニル基に結合しており、「アルキル」部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0187] 「スピロ−シクロアルキル」は、基 を指し、式中、Cycは、シクロアルキル基を指し、Pは、親部分をあらわし、シクロアルキル部分は、本明細書に定義したとおりである。] [0188] 用語の一部分(例えば、「アリールアルキル」の「アルキル」部分)が、上に定義したとおりのものを指すか、または本明細書で定義されている場合、この部分は、本明細書の中でこの用語の定義と同じ意味を有する。] [0189] 句「本開示の化合物」は、本開示の化合物、本明細書に開示した化合物、この開示の化合物、「化合物」および「開示」の両方を含む類似した句は、式Iの化合物および本明細書に記載した式Iのすべての実施形態の化合物を意味する。] [0190] −CH3、−NH2または−OHのような一価置換基に結合点が存在する場合には、結合点の存在は必須ではないことを示す。すなわち、−CH3は、CH3と同じ意味を示し、−NH2は、NH2と同じ意味を示し、−OHは、OHと同じ意味を示す。] [0191] 表1では、表1に列挙した任意の化合物について、酸素または窒素に空の価数が存在するようにみえ、構造名から、空の価数が水素で満たされていることが必要な場合、これらのそれぞれの場合について、空の価数は水素で満たされていると考えられる。] [0192] ある基が、「−(C1〜C6)アルキルヘテロシクリル」と呼ばれる場合、ヘテロシクリルは、アルキル基を介し、親構造に結合している。] [0193] 「任意の」または「場合により」は、その後に記載している事象または環境が起こっても起こらなくてもよいことを意味し、その記載が、その事象または環境が起こる場合と、その事象または環境が起こらない場合とを含むことを意味する。1つ以上の任意の置換基を含有するものと記載されている任意の分子に関し、立体的に現実的な化合物および/または合成可能な化合物のみが含まれることを意味していることを、当業者は理解するであろう。「場合により置換された」は、他の意味であると明記されていない限り、置換されているか、または置換されていないことを意味し、ある用語におけるすべてのその後に続く修飾基を指す。したがって、例えば、用語「場合により置換されたアリールアルキル」では、この分子の「アルキル」部分および「アリール」部分が、置換されていてもよく、置換されていなくてもよい。] [0194] 他の意味であると明記されていない限り、用語「場合により置換された」は、その直後に続く化学部分に適用される。例えば、可変基(例えば、R)が、アリール、場合により置換されたアルキルまたはシクロアルキルであると定義されている場合、アルキル基のみが場合により置換される。] [0195] 「飽和の架橋環系」は、芳香族ではない二環系または多環系を指す。このような系は、単独で存在する不飽和部または共役した不飽和部を含んでいてもよいが、コア構造に芳香族またはヘテロ芳香族環を含まなくてもよい(しかし、基に芳香族置換基を有していてもよい)。例えば、ヘキサヒドロ−フロ[3,2−b]フラン、2,3,3a,4,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−インデン、7−アザ−ビシクロ[2.2.1]−ヘプタン、1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ−ナフタレンは、すべて「飽和の架橋環系」の分類に含まれる。] [0196] 「スピロシクリル」または「スピロ環」は、別の環の特定の環状炭素に由来する環を指す。例えば、以下に示すように、飽和架橋環系(環Bおよび環B’)の環原子のうち、架橋原子ではない原子は、飽和架橋環系と、これに結合するスピロシクリル(環A)とに共通する原子であってもよい。スピロシクリルは、炭素環であってもよく、ヘテロ脂環式環であってもよい。] [0197] 本開示のいくつかの化合物は、芳香族ヘテロシクリル系に、イミノ置換基、アミノ置換基、オキソ置換基またはヒドロキシ置換基を有していてもよい。本開示の目的のために、このようなイミノ置換基、アミノ置換基、オキソ置換基またはヒドロキシ置換基が、対応する互変異性体形態、すなわち、それぞれ、アミノ、イミノ、ヒドロキシまたはオキソとして存在してもよいことが理解される。] [0198] 「動物」は、本開示の目的では、ヒト(治療を受ける患者を含む)および他の動物、特に哺乳動物、および他の生物を含む。したがって、この方法は、ヒトへの治療および動物用途の両方に適用可能である。好ましい実施形態では、患者は、哺乳動物であり、最も好ましい実施形態では、患者はヒトである。] [0199] 「キナーゼ依存性の疾患または状態」は、1種以上のタンパク質キナーゼの活性に依存する病的な状態を指す。キナーゼは、増殖、接着、移動、分化、浸潤を含む種々の細胞活性のシグナル伝達経路に直接的または間接的に関与する。キナーゼ活性が関係する疾患としては、腫瘍の成長、固形腫瘍増殖を導く病的な新血管形成、過剰な局所的な血管新生が関与する他の疾患に関係する疾患、例えば、眼球の疾患(糖尿病性網膜症、加齢性黄斑変性など)および炎症(乾癬、関節リウマチなど)に関連する病的な新血管形成が挙げられる。] [0200] 理論によって束縛されることを望まないが、ホスファターゼは、「キナーゼ依存性の疾患または状態」に対し、同系のキナーゼとして所定の役割を果たす場合がある。すなわち、キナーゼは、例えば、タンパク質基質をリン酸化し、ホスファターゼは、脱リン酸化する。したがって、本開示の化合物は、本明細書に記載のキナーゼ活性を調節するが、ホスファターゼ活性を直接的または間接的に調節することができる。このさらなる調節能が存在する場合、この能力は、本開示の化合物の活性に対し、関連するか、またはそれ以外の相互依存関係にあるキナーゼまたはキナーゼファミリーに対して相乗効果を有してもよい(有さなくてもよい)。いずれかの場合に、すでに記載したように、本開示の化合物は、異常な細胞増殖度(すなわち、腫瘍の成長)、プログラムされた細胞死(アポトーシス)、細胞の移動および浸潤、および腫瘍の増殖に関係する血管形成によって部分的に特徴づけられる疾患を治療するのに有用である。] [0201] 「治療に有効な量」は、患者に投与すると、疾患の症状をやわらげる本開示の化合物の量である。「治療に有効な量」を構成する本開示の化合物の量は、化合物、疾患状態および疾患の重篤度、治療対照の患者の年齢などに依存して変わる。治療に有効な量は、本開示の知識に関連する当業者によって、日常的に決定することができる。] [0202] 「癌」は、本明細書および特許請求の範囲で記載される場合、細胞増殖性の疾患状態を指し、限定されないが、心臓癌:肉腫(血管肉腫、線維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、奇形腫;肺:気管支癌(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(細気管支)癌、気管支癌、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫、中皮腫;胃腸:食道(扁平上皮癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(導管腺癌、インスリノーマ、グルカゴン産生腫瘍、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);尿生殖路:腎臓(腺癌、ウィルムス腫瘍[腎芽細胞腫]、リンパ腫、白血病)、膀胱および尿道(扁平上皮癌、移行上皮細胞癌、腺癌)、前立腺(腺癌、肉腫)、睾丸(セミノーマ、奇形腫、胎生期癌、奇形癌、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);肝臓:ヘパトーマ(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞アデノーマ、血管腫;骨:骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫脊索腫、骨軟骨腫(osteochronfroma)(骨軟骨腫(osteocartilaginous exostoses))、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、類骨骨腫および巨細胞腫;神経系:頭蓋骨(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣細胞腫、胚細胞腫[松果体腫]、多形性膠芽腫、乏突起膠腫、シュワン腫、網膜芽腫、先天性腫瘍)、脊髄神経線維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);婦人科:子宮(子宮内膜癌)、子宮頸部(子宮頸癌、前腫瘍子宮頸部形成異常)、卵巣(卵巣癌[漿液性嚢胞腺腫、ムチン性嚢胞腺癌、分類されていない癌腫]、顆粒膜細胞腫、セルトーリ−ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮細胞癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、悪性黒色腫)、膣(明細胞癌、扁平上皮細胞癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、卵管(癌腫);血液:血液(骨髄性白血病[急性および慢性]、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫[悪性リンパ腫];皮膚:悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、カポジ肉腫、あざ形成異常母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、ケロイド、乾癬;ならびに副腎:神経芽細胞腫が挙げられる。したがって、用語「癌細胞」が本明細書で記載される場合、上に特定した状態のいずれか1つに罹患した細胞を含む。] [0203] 化合物の「医薬的に許容される塩」は、医薬的に許容され、親化合物の所望な薬理活性を保持した塩を意味する。医薬的に許容される塩は、毒性がないと理解される。適切な医薬的に許容される塩に関するさらなる情報は、本明細書に援用するRemington’s Pharmaceutical Sciences、17th ed.、Mack Publishing Company、Easton、PA、1985中に見出されるか、または本明細書に援用するS.M. Bergeら、「Pharmaceutical Salts」、J.Pharm.Sci.、1977;66:1−19中に見出される。] [0204] 医薬的に許容される酸付加塩の例としては、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを用いて作成される塩;有機酸、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、ショウノウスルホン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸などを用いて作成される塩が挙げられる。] [0205] 医薬的に許容される塩基付加塩の例としては、本発明の化合物中に存在する酸性プロトンが金属イオンと置き換わる場合、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、マンガン塩、アルミニウム塩などが挙げられる。好ましい塩は、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩である。医薬的に許容される毒性のない有機塩基から誘導される塩としては、一級、二級、三級アミンの塩、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、塩基性イオン交換樹脂が挙げられるが、これらに限定されない。有機塩基の例としては、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジエチルアミノエタノール、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、トロメタミン、N−メチルグルカミン、ポリアミン樹脂などが挙げられる。例示的な有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン、カフェインである。] [0206] 「プロドラッグ」は、in vivoで(典型的には迅速に)、例えば、血中の加水分解によって変換され、上述の式を有する親化合物を生じる化合物を指す。一般的な例としては、カルボン酸部分を含む活性形態を有する化合物のエステル形態およびアミド形態が挙げられるが、これらに限定されない。本開示の化合物の医薬的に許容されるエステルの例としては、アルキル基が直鎖または分枝鎖であるアルキルエステル(例えば、約1〜約6個の炭素を有するもの)が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、許容されるエステルとしては、シクロアルキルエステルおよびアリールアルキルエステル、例えば、限定されないが、ベンジルが挙げられる。本開示の化合物の医薬的に許容されるアミドの例としては、一級アミド、二級アルキルアミドおよび三級アルキルアミド(例えば、約1〜約6個の炭素を有するもの)が挙げられるが、これらに限定されない。本開示の化合物のアミドおよびエステルを、従来の方法で調製することができる。プロドラッグの詳細な記述は、T.Higuchi and V.Stella、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」、Vol.14 of the A.C.S.Symposium SeriesおよびBioreversible Carriers in Drug Design、ed.Edward B.Roche、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987中に見出され、これらの両方の内容を、すべての目的のために本明細書に援用する。] [0207] 「代謝物」は、動物またはヒトの体内での代謝または生体内変換により、例えば、酸化、還元、または加水分解などによる、極性の大きな分子への生体内変換、または接合への生体内変換により、生成する化合物またはその塩の分解産物または最終産物を指す(Goodman and Gilman、「The Pharmacological Basis of Therapeutics」、8.sup.th Ed.、Pergamon Press、Gilmanら(編)、1990 for a discussion of biotransformationを参照)。本明細書で使用する場合、本開示の化合物またはその塩の代謝物は、体内で、この化合物の生物学的に活性な形態になってもよい。一例では、生物学的に活性な形態である代謝物がin vivoで放出されるようなプロドラッグを使用することができる。別の例では、生物学的に活性な代謝物は、偶然に発見され、すなわち、プロドラッグの設計は、本質的に行わなかった。本開示の化合物の代謝物の活性を調べるアッセイは、本開示の観点で、当業者に知られている。] [0208] さらに、本開示の化合物は、式I、IIまたはIIIの化合物のN−オキシド誘導体および保護された誘導体を含む。例えば、式Iの化合物が、酸化可能な窒素原子を含有する場合、この窒素原子を、当該技術分野でよく知られている方法でN−オキシドに変換することができる。式Iの化合物が、ヒドロキシ、カルボキシ、チオール、または窒素原子を含有する任意の基を含有する場合、これらの基を、適切な「保護する基」または「保護基」で保護することができる。適切は保護基の代表的なリストは、T.W.Greene、Protective Groups in Organic Synthesis、John Wiley & Sons、Inc.1991中に見出され、この開示内容全体を本明細書に援用する。式Iの化合物の保護された誘導体を、当該技術分野でよく知られた方法で調製することができる。] [0209] 疾患、障害または症候群を「治療する」または「治療」は、本明細書で使用する場合、(i)ヒトが、上述の疾患、障害または症候群を発症することを防ぐこと、すなわち、上述の疾患、障害または症候群の臨床症状が、上述の疾患、障害または症候群であると診断されたか、または前診断されているが、その疾患、障害または症候群の症状を経験していないか、まだ発症していない動物で進行しないようにすること;(ii)上述の疾患、障害または症候群を阻害すること、すなわち、その進行を抑えること;(iii)上述の疾患、障害または症候群を緩和すること、すなわち、上述の疾患、障害または症候群を改善させることを含む。当業者に知られているように、全身送達と局所送達、年齢、体重、全体的な健康状態、性別、食事、投与時間、薬物の相互作用および状態の重篤度の調節が必要な場合があり、当業者が通常の実験によって解明可能である。] [0210] 特定の結晶化したタンパク質−リガンド複合体、特に、HSP90−リガンド複合体、および対応するx線構造座標を用い、本明細書に記載するキナーゼの生体活性を理解するのに有用な構造に関する新しい情報を得ることができることを、当業者は理解するであろう。同様に、上述のタンパク質の鍵となる構造特徴、特に、リガンド結合部位の形状は、キナーゼの選択的なモジュレーターを設計するか、または同定する方法に有用であり、同じ特徴を有する他のタンパク質の構造を解決するのに有用である。本開示の化合物をリガンド成分として含むタンパク質−リガンド複合体は、本開示の一態様である。] [0211] 同様に、キナーゼに結合し、キナーゼの活性を調製することが可能な候補薬剤を同定する方法の一部分として、このような適切なx線定性結晶を用いることができることを当業者は理解するであろう。このような方法は、以下の態様で特徴づけることができる。(a)適切なコンピュータプログラム、キナーゼのリガンド結合ドメインを配座で定義する情報(例えば、上述の適切なx線定性結晶から得られたx線構造座標で定義されるような情報)を導入し、コンピュータプログラムによって、リガンド結合ドメインの三次元構造モデルを作成するステップ、(b)候補薬剤の三次元構造モデルを上述のコンピュータプログラムに導入するステップ、(c)上述のリガンド結合ドメインのモデルに候補薬剤のモデルを重ね合わせるステップ、(d)上述の候補薬剤モデルが、上述のリガンド結合ドメインに空間的に適合するかどうかを評価するステップ。態様a〜dは、必ずしも上述の順序で行われなくてもよい。この方法は、さらに、合理的な薬物設計を行うステップと、コンピュータモデリングと組み合わせて、有望な候補薬剤を選択するステップとを含んでもよい。] [0212] さらに、この方法が、上述のリガンド結合ドメインに空間的に適合するように決定される候補薬剤を、キナーゼを調節するための生体活性アッセイに使用するステップと、このアッセイで、この候補薬剤をがキナーゼ活性を調節するかどうかを決定するステップとを含んでもよいことを当業者は理解するであろう。また、この方法は、キナーゼ活性を調節するように決定された候補薬剤を、キナーゼを調節することによって治療可能な状態に罹患した哺乳動物、例えば上述の動物に投与するステップを含んでもよい。] [0213] さらに、本明細書で開示した化合物を、試験化合物がキナーゼのリガンド結合ドメインを含む分子または分子複合体と会合する能力を評価する方法に使用可能であることを当業者は理解するであろう。このような方法は、以下の態様によって特徴づけることができる。(a)キナーゼの適切なx線定性結晶から得られる構造座標を用いて、キナーゼ結合ポケットのコンピュータモデルを作成するステップと、(b)コンピュータアルゴリズムを使用し、試験薬剤と、上述の結合ポケットのコンピュータモデルとの間のフィッティング操作を行うステップと、(c)上述のフィッティング操作の結果を分析し、上述の試験薬剤と、上述の結合ポケットのコンピュータモデルとの間の関係を定量化するステップ。 (一般的な投与)] [0214] 特定の他の好ましい実施形態では、好ましくは、経口経路で投与してもよい。本開示の化合物またはその医薬的に許容される塩を純粋な形態で投与すること、または適切な医薬組成物で投与することは、許容されるいずれかの投与態様を介するか、または同様の実用性を与える薬剤を介して行ってもよい。したがって、投与は、例えば、経口、経鼻、非経口(静脈内、筋肉内、または皮下)、局所、経皮、経膣、膀胱内、槽内(intracistemally)または直腸経由で、固体、半固体、凍結乾燥した粉末または液体の投薬形態で、例えば、錠剤、坐剤、丸薬、軟質弾性ゼラチンカプセルおよび硬質ゼラチンカプセル、粉末、溶液、懸濁液またはエアロゾルなどの形態で、好ましくは、正確な投薬量を簡単に投与するのに適した単位投薬形態で行われてもよい。] [0215] 組成物は、従来の医薬担体または賦形剤と、活性薬剤として本開示の化合物を含み、さらに、担体およびアジュバントなどを含んでいてもよい。] [0216] アジュバントとしては、防腐剤、湿潤剤、懸濁剤、甘味剤、香味剤、香料、乳化剤、懸濁剤が挙げられる。種々の抗菌剤および抗真菌薬、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などを用い、微生物の作用を確実に予防することができる。さらに、等張性薬剤、例えば、糖類、塩化ナトリウムなどを含むことも望ましい場合がある。注射用医薬形態の持続性吸収は、吸収を遅らせる薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを用いることによってもたらすことができる。] [0217] 所望な場合、本開示の化合物の医薬組成物は、最小限の量の補助基剤、例えば、湿潤剤または乳化剤、pH緩衝剤、酸化防止剤など、例えば、クエン酸、モノラウリン酸ソルビタン、オレイン酸トリエタノールアミン、ブチル化ヒドロキシトルエンなどを含んでいてもよい。] [0218] 配合物の選択は、薬物の投与態様(例えば、経口投与の場合、錠剤、丸薬またはカプセルの形態の配合物が好ましい)、薬物基剤のバイオアベイラビリティのような種々の因子に依存する。近年、表面積を大きくすることによって、すなわち、粒径を小さくすることによって、バイオアベイラビリティが大きくなるという原理に基づいて、特に、バイオアベイラビリティが小さな薬物の医薬製剤が開発されている。例えば、米国特許第4,107,288号には、粒径が10〜1,000nmであり、活性材料が、巨大分子の架橋マトリックスに担持されている医薬製剤が記載されている。米国特許第5,145,684号には、表面改質剤の存在下、薬物基剤を、ナノ粒子(平均粒径が400nm)になるように粉砕し、液体媒体に分散させ、顕著に高いバイオアベイラビリティを示す医薬製剤の製造法が記載されている。] [0219] 非経口の注射に適した組成物は、生理学的に許容される滅菌の水溶液または非水溶液、分散物、懸濁液またはエマルション、または注射用溶液または分散物に再構築するための滅菌粉末を含んでいてもよい。適切な水性および非水性の担体、希釈剤、溶媒またはビヒクルの例としては、水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールなど)、これらの適切な混合物、植物油(例えば、オリーブ油)、オレイン酸エチルのような注射用有機エステルが挙げられる。例えば、レシチンのようなコーティングを用いることによって、または分散物の場合、必要な粒径を維持することによって、または界面活性剤を用いることによって、適切な流動性を維持することができる。] [0220] 1つの好ましい投与経路は、治療対象の疾患状態の重篤度によって調整可能な、簡便な1日の投薬計画を用いた経口である。] [0221] 経口投与のための固体投薬形態としては、カプセル、錠剤、丸薬、粉末、顆粒が挙げられる。このような固体投薬形態では、活性化合物を、少なくとも1種の一般的な不活性賦形剤(または担体)、例えば、クエン酸ナトリウムまたは二リン酸カルシウム、または(a)フィラーまたは増量剤、例えば、デンプン、ラクトース、ショ糖、グルコース、マンニトール、ケイ酸、(b)バインダー、例えば、セルロース誘導体、デンプン、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ショ糖、アカシアゴム、(c)保湿剤、例えば、グリセロール、(d)崩壊剤、例えば、寒天−寒天、炭酸カルシウム、ポテトデンプンまたはタピオカデンプン、アルギン酸、クロスカルメロースナトリウム、複合シリケート、炭酸ナトリウム、(e)溶解遅延剤、例えば、パラフィン、(f)吸収促進剤、例えば、四級アンモニウム化合物、(g)湿潤剤、例えば、セチルアルコール、モノステアリン酸グリセロール、ステアリン酸マグネシウムなど、(h)吸着剤、例えば、カオリン、ベントナイト、(i)滑沢剤、例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体状ポリエチレングリコールs、ラウリル硫酸ナトリウム、またはこれらの混合物と混合する。カプセル、錠剤、丸薬の場合、投薬形態は、緩衝剤を含んでいてもよい。] [0222] 固体投薬形態は、上述のように、コーティングおよびシェル、例えば、腸溶性コーティングおよび当該技術分野でよく知られた他のコーティングを用いて調製することができる。固体投薬形態は、鎮静剤(pacifying agent)を含んでいてもよく、このような組成物が、腸管の特定の部位で、遅延様式で1つ以上の活性化合物を放出するものであってもよい。使用可能な埋め込み型組成物の例は、ポリマー基質およびワックスである。活性化合物は、適切な場合、1つ以上の上述の賦形剤を用い、マイクロカプセル化された形態であってもよい。] [0223] 経口投与のための液体投薬形態としては、医薬的に許容されるエマルション、溶液、懸濁液、シロップ、エリキシル剤が挙げられる。このような投薬形態を、例えば、本開示の化合物またはその医薬的に許容される塩と、任意の医薬アジュバント、可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド;油、特に、綿実油、ラッカセイ油、トウモロコシ胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、ソルビタン脂肪酸;またはこれらの基質の混合物などとを、担体、例えば、水、塩水、デキストロース水溶液、グリセロール、エタノールなどに溶解させるか、分散させ、溶液または懸濁液を作成することによって調製する。] [0224] 懸濁液は、活性化合物に加え、懸濁剤、例えば、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール、ソルビタンエステル、微晶質セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天−寒天、トラガカント、またはこれらの基質の混合物などを含んでいてもよい。] [0225] 直腸投与用の組成物は、例えば、本開示の化合物と、例えば、周囲温度では固体であるが、体温では液体であり、したがって、適切な体腔内で溶融し、中に入っている活性成分を放出する適切な非刺激性の賦形剤または担体、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐剤用ワックスとを混合することによって調製可能な坐剤である。] [0226] 本開示の化合物を局所投与するための投薬形態としては、軟膏、粉末、スプレー、吸入剤が挙げられる。活性成分を、必要な場合、生理学的に許容される担体および任意の防腐剤、バッファまたは噴霧剤と滅菌条件で混合する。本開示の化合物について、眼科用配合物、眼用軟膏、粉末、溶液も想定されている。] [0227] 圧縮ガスを使用し、本開示の化合物をエアロゾル形態で分注してもよい。この目的に適した不活性ガスは、窒素、二酸化炭素などである。] [0228] 一般的に、目的の投与態様に依存し、医薬的に許容される組成物は、約1重量%〜約99重量%の本開示の化合物またはその医薬的に許容される塩と、99重量%〜1重量%の適切な医薬賦形剤とを含有する。一例では、この組成物は、約5重量%〜約75重量%の本開示の化合物またはその医薬的に許容される塩を含み、残りは、適切な医薬賦形剤である。] [0229] このような投薬形態を調製する実際の方法は、当業者に知られており、当業者には明らかであり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences、18th Ed.(Mack Publishing Company、Easton、Pa.、1990)を参照。投与される組成物は、いかなる場合でも、本開示の教示に従って疾患状態を治療するために、治療に有効な量の本開示の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む。] [0230] 本開示の化合物またはその医薬的に許容される塩は、治療に有効な量で投与され、この治療に有効な量は、使用する特定の化合物の活性、化合物の代謝安定性および作用時間、年齢、体重、全体的な健康状態、性別、食事、投与態様および投与時間、排泄速度、薬物の組み合わせ、特定の疾患状態の重篤度、治療を受ける宿主を含む種々の因子に依存して変わる。本開示の化合物は、1日あたり、約0.1〜約1,000mgの範囲の投薬量で患者に投与してもよい。体重が約70kgの一般的な成人の場合、一例は、1日あたり、体重1kgあたり約0.01〜約100mgの範囲である。しかし、特定の投薬量は、変わってもよい。例えば、投薬量は、患者の要求、治療する状態の重篤度、使用する化合物の薬理活性を含む多くの因子に依存する場合がある。特定の患者に最適な投薬量の決定は、当業者にはよく知られている。] [0231] 組成物は、従来の医薬担体または賦形剤と、活性薬剤として本開示の化合物を含み、さらに、医療用薬剤および医薬を含んでいてもよい。本開示の化合物を含む組成物を、抗癌剤および/または癌を治療する患者に一般的に投与される他の薬剤、例えば、手術、照射および/または化学療法剤と組み合わせて使用してもよい。癌を治療する際に式Iの化合物と組み合わせて投与するのに有用な化学療法剤としては、アルキル化剤、白金含有薬剤が挙げられる。]
权利要求:
請求項1 式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩。〔式中、R1は、水素またはアルキルであり;R2は、アミノカルボニルアルキルアミノアルキル、アミノアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノアルキル、カルボキシアルキルアミノアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアリールアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノアルキル、場合により、アリールまたはアルキルの任意の位置でハロ、−NH2から選択される1〜3個の基で置換されたアリールアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアリールアルキルアミノアルキル、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアミノアルキル、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアルキルアミノ、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたアルキルアミノアルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のハロで置換されたアリールアミノ(アルキル)アルキル、場合により、環の任意の位置で、1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノアルキル、場合により、アリール位置で、ジアルキルアミノ、ハロ、アルコキシ、ヘテロアリールまたはアルキルヘテロシクロアルキルで置換されたアリールアルキルアミノアルキル、場合により、1個、2個または3個の−OHで置換されたジアルキルアミノアルキル、場合により、アリール部分で、ハロ、ヘテロシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の基で置換されたアリールアミノアルキル、ヘテロアリールアミノアルキル、アリールアミノ、アリールオキシアルキル、置換されていないヘテロアリールアルキル、任意のアルキル部分で、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアミノで置換されたヘテロアリールアルキル、場合により、−NH2、−NHC(O)−O−(CH3)3またはアミノアルキルで置換された、−(C4〜C7)シクロアルキル、−N(H)C(O)−O−アルキル、アルキルピペラジニルカルボニル、アルキルヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、アルキルヘテロアリールアルコキシアルキル、場合により、環の任意の位置で、アミノ、アルキル、アルキルアミノ、ハロ、−O−ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR4基で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR5基で置換されたアリール、−NHC(O)R7、アミノアルキルアミノ、−CR11R12、場合により、1個、2個または3個のR10基で置換されたヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のアルキル基、ハロ基、アリール基またはアリールアルキル基で置換されたヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、カルボキシアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルで置換されたアリールアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルオキシアルキルから選択されるか;または、R1およびR2と、これらが結合している炭素原子とで、5員環のヘテロシクロアルキル環を形成し;R3aは、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、場合によりR14で置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され;R3b、R3c、R3dは、それぞれ独立して、H、−OH、−N+(O)OH、アルコキシル、ハロから選択されるか;または、R3aは水素であり、R3b、R3c、R3dは、それぞれ独立して、−CF3、−OH、アルコキシ、ハロから選択されるか;または、R3aおよびR3dと、これらが結合している炭素原子とで、場合によりメチルまたは−NH2で置換された5員環のヘテロアリールを形成するか、または5〜6員環のヘテロシクロアルキルを形成し;R4は、−OH、アミノ、アミノアルキル、ハロ、場合により、−OHで置換されたアルキル、アルコキシ、アルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)OH、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−アルキル、オキソ、場合により、アルキル、アリールアルキルまたはハロで置換されたアリール、ヘテロアリール、−OH、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキル、アルキルアミノ、スピロ−ヘテロシクロアルキル、−NHC(O)R8、−C(O)NHR9、場合により、アリール環の任意の位置でハロで置換されたアリールアルキルアミノカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、場合により、−CF3で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル、場合により、−CF3で置換されたアリールアルキル、アルコキシアルキル、場合により、−OHまたはハロで置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルから選択され;R5は、アルキル、−OH、アミノ、アミノアルキル、−C(O)N(H)−ヘテロアリールアルキル、ハロ、−NO2、−C(O)−N(H)−ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルアミノアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキルアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)Oアルキル、−C(O)OH、ヘテロシクロアルキル、−N(H)−アルキルヘテロシクロアルキルC(O)−O−アルキル、−O−アルキル−C(O)−N(H)−アルキルシクロアルキル、−C(O)−N(H)−アルキル、−C(O)N(H)アルキルアリール、−C(O)N(H)−シクロアルキル、アルキルチオ、アルキルスルホニル、−O−アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノ、−CF3、場合により、環の任意の位置で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルキルスルホニル、−NHC(O)R6、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、アルコキシから選択され;R6は、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、場合により、−OHで置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、ハロ、−NH2、アミノアルキルアミノカルボニル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−O−Hから選択される1個、2個または3個の基で置換されたヘテロアリール、場合により、1個、2個または3個のハロ、−N(H)C(O)CH3、アルキルまたはアルコキシで置換されたアルキル、アルコキシ、アリールから選択され;R7は、ヘテロシクロアルキルアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のハロ基で置換されたアリールアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置で、ハロおよび−COOHから選択される1個、2個または3個の基で置換されたヘテロアリール、アルコキシアルキルから選択され;R8は、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルから選択され;R9は、H、アルキル、場合により、アリール環の任意の位置で、ハロで置換されたアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、ハロで置換されたアリールアルキルアミノカルボニルおよびジアルキルアミノアルキルから選択され;R10は、アルキル、オキソ、ヘテロアリール、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、アミノアルキル、−OH、ハロ、ヘテロアリールカルボニル、ジアルキルアミノアルキル、場合によりアルキルで置換されたヘテロシクロアルキル(ピペリジニル)、−C(O)−O−アルキル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ヘテロアリールアルキル、−O−ヘテロシクロアルキル、アリールアルキルから選択され;R11は、場合によりハロで置換されたアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、スピロ−シクロアルキル、場合によりアルコキシまたはフェニルメチルメトキシで置換されたアリールアルキルから選択され;R12は、−NH2、およびアルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;R13は、アリールアルキルから選択され、ここで、アリールアルキルのアリール部分は、1個、2個または3個のアルコキシ、ハロ、メチル、メトキシ、−CF3、シクロアルキル、ヘテロアリールアルキルで場合により置換されており;R14は、ヒドロキシルアルキル、H、TMSから選択される。〕 請求項2 R2が、場合により1〜3個のハロで置換された−(C1〜C3)アルキル−フェニル、−NH−フェニル、−NH−ピペリジニル、−NH−ピリジニル、場合によりフェニルの任意の位置で、ピペラジニルまたはメチルピペラジニルで置換された−NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−NH(C1〜C3)アルキル−N(CH3)2、−NH(C1〜C3)アルキル−OH、1個、2個または3個のXaで置換されたフェニル、0〜2個のXb基と1個のXcとで置換されたフェニル、メチルピペラジニルフェニルアルコキシアルキル(メチルピペラジニルフェニルメトキシメチル)、メチルピペラジニルカルボニル、2−クロロフェニル−4−メチルピペラジニルメチル、(4−メチルピペラジン−1−イル)(フェニル)メチル、1−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−フェニルエチル、2−クロロフェニル(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、4−オキソ−3−フェニル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカ−1−イル)メチル、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、ヒドロキシアルキル、場合により、クロロ、フルオロ、ピペラジニル、メチルピペラジニル、ジアルキルアミノで置換された−(C1〜C3)アルキル−N(Rza)−アリール、場合により、ハロ、−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルコキシ、ピペリジニルアルキルアミノ、ピペリジニルアルキルアミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ピペリジニルオキシ、ピペリジニルおよびアミノから選択される1個または2個の基で置換された−(5〜10)員環のヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキル−O−フェニル、−(C1〜C3)アルキル−O−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキル−N(H)−ヘテロアリール、場合により、−(C1〜C3)アルキル、ハロまたはフェニルで置換された−(C1〜C3)アルキル−(5〜10)員環のヘテロアリール、OHまたはピペリジンルで場合により置換されたオキソピロリジニル、(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルで、Xdで場合により置換された−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1からC4)アルキル部分が、Xeで場合により置換されている−(C1〜C6)アルキル−NRzb−(C1〜C4)アルキル、−(C1〜C3)アルキル−NH−(C3〜C6)シクロアルキル、−(CH2)−NH−(C3〜C6)シクロヘキシル、−(C1〜C3)アルキル−NH2の−(C1〜C3)アルキル−部分が、Xfで場合により置換されている−(C1〜C3)アルキル−NH2、Xgで場合により置換された−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル、またはアミノ、−NHC(O)−O−(CH3)3、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノで場合により置換された−(C3〜C6)−シクロアルキル(シクロヘキシル)から選択され;Xaが、ハロであるか、または−COOH、−COOCH3、NO2、−(C1〜C3)アルコキシ、メチルチオ、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、−N[(C1〜C3)アルキル]2、−CF3、メチルスルホニルから選択される基で置換されたフェニルから選択され;Xbが存在する場合、Xbが、アルキル、−NH2、ハロから独立して選択され;Xcが、−(5〜6員環の)ヘテロアリール(イミダゾール)、−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル(ピペラジニル)、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルアミノアルキル(シクロヘキシルアミノアルキル)、−NH(C1〜C3)アルキル−(3〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、ジメチルアミノ−(C1〜C3)アルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルメチルアミノカルボニルメチルオキシ、フェニルアルキルアミノカルボニル、場合によりアルコキシカルボニルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、モルホリニルアルコキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合によりメチルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、−OHで場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキルカルボニルアミノ、場合により、ハロおよびメチルから選択される1個または2個の基で置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、アミノ、アルキル、場合によりハロ、−C(O)OH、ピラゾリル、−OCH3、−C(O)OCH3から選択される1個または2個の基で置換されたヘテロアリールカルボニルアミノ、場合により、ハロ、メチル、メトキシおよび−NHC(O)CH3から選択される1個または2個の基で置換された−N(H)C(O)フェニル、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピリジニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピペリジニル、−N(H)C(O)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、−N(H)C(O)シクロヘキシル、N(H)C(O)シクロペンチル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルモルホリニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルピリジニル、−N(H)C(O)(C1〜C3)アルキルイミダゾリル、アミノアルキル、−N(H)C(O)N(H)ピリミジニルから選択され;Xdが、アルキル、1〜3個のハロ、−COOH、場合により、ハロ、メチルおよびメチルフェニルから選択される1個または2個の基で置換されたフェニル、フェニルメチル、スピロ−ピペリジン、トリフルオロメチルフェニルメチル、−(C1〜C3)アルコキシ、ピリジニル、ジメチルアミノアルキル、ジメチルアミノ、ヒドロキシルアルキル、ジメチルアミノアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジメチルアミノカルボニルアルキル、ジエチルアミノアルキルカルボニル、−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、場合により、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシアルキル、−C(O)CH3で置換された(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、任意のフェニル位置で、1〜3個のハロと、任意のフェニル位置で、1個の−OHと、1〜3個のハロで場合により置換された1個の−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニルとで場合により置換された、−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−OHまたはハロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、1個の−OHと1個のメチル、1個の−OHと1個の−C(O)OH、1個の−OHと1個の−NHC(O)ピペリジニル、1個の−OHと1個のアルキルで場合により置換された−C(O)−ヘテロシクロアルキルから選択され;Xeが、ジアルキルアミノ、アミノ、1〜3個の−OH、アルコキシ、4−メチルピペラジニルフェニル、ジメチルアミノフェニル、場合により、ハロおよびメトキシから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル、ヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−C(O)NH2、−C(O)OH、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、場合により、1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;Xfが、シクロアルキル、スピロシクロアルキル、フェニル、場合により、フェニルメチルオキシまたはアルコキシで置換されたフェニルアルキル、チエニルアルキルから選択され;Xgが、アルキル、アルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、1−メチルピペリジニル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、フェニルアルキルカルボニル、オキソ、フェニルアルキル、−(5〜6員環の)ヘテロアリールアルキル、ピペリジニルオキシ、−OH、オキソ、1〜2個のハロ、1〜2個のメチルから選択され;Rzaが、Hまたはメチルであり;Rzbが、Hであるか、または1〜3個の−OHで場合により置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項3 R1が、水素またはアルキルであり;R2が、アミノカルボニルアルキルアミノアルキル、アミノアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノアルキル、カルボキシアルキルアミノアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアリールアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノアルキル、アリールアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアリールアルキルアミノアルキル、アルコキシアルキルアミノアルキル、場合により、ヘテロシクロアルキル部分で、アルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のハロで置換されたアリールアミノ(アルキル)アルキル、場合により、環の任意の位置で、1〜2個のアルキルで置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノアルキル、場合により、アリール位置で、ジアルキルアミノ、ハロ、アルコキシ、ヘテロアリールまたはアルキルヘテロシクロアルキルで置換されたアリールアルキルアミノアルキル、場合により、アリール部分で、ハロ、アルキルヘテロシクロアルキルおよびジアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の基で置換されたアリールアミノアルキル、ヘテロアリールアミノアルキル、アリールアミノ、アリールオキシアルキル、場合により、アリールアルキル、アルキルまたはアリールで置換されたヘテロアリールアルキル、−N(H)C(O)−O−アルキル、アルキルピペラジニルカルボニル、アルキルヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、アルキルヘテロアリールアルコキシアルキル、場合により環の任意の位置で、−O−ヘテロシクロアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルアルキルアミノから選択される1個、2個または3個の置換基で置換されたヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR4基で置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR5基で置換されたアリール、−NHC(O)R7、アミノアルキルアミノ、−CR11R12、場合により、1個、2個または3個のR10基で置換されたヘテロシクロアルキル、場合により、環の任意の位置で、1個、2個または3個のアルキル基またはアリール基で置換されたヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキルアルコキシアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、カルボキシアルキル、ヘテロシクロアルキルオキシアルキルから選択されるか;または、R1およびR2と、これらが結合している炭素原子とで、5員環のヘテロシクロアルキル環を形成し;R3aが、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、R14で場合により置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され;R3b、R3c、R3dが、それぞれ独立して、H、−OH、−N+(O)OH、アルコキシル、ハロから選択されるか;またはR3aが水素であり、R3b、R3c、R3dが、それぞれ独立して、−CF3、−OH、アルコキシ、ハロから選択されるか;またはR3aおよびR3dと、これらが結合している炭素とで、メチ場合によりルまたは−NH2で置換された5員環のヘテロアリールを形成するか、または5〜6員環のヘテロシクロアルキルを形成し;R4が、−OH、アミノ、アミノアルキル、ハロ、場合により、−OHで置換されたアルキル、アルコキシ、アルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアルキル、−C(O)OH、−C(O)−O−アルキル、−C(O)−アルキル、オキソ、場合により、アルキルまたはハロで置換されたアリール、ヘテロアリール、−OH、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキル、アルキルアミノ、スピロ−ヘテロシクロアルキル、−NHC(O)R8、−C(O)NHR9、アリール環の任意の位置で、ハロで場合により置換されたアリールアルキルアミノカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、−CF3で場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキル、アルコキシアルキル、−CF3で場合により置換されたアリールアルキル、−OHまたはハロで場合により置換されたヘテロシクロアルキルカルボニルから選択され;R5が、−C(O)N(H)−ヘテロアリールアルキル、−C(O)−N(H)−ヘテロシクロアルキルアルキル、アルキルアミノアルキル、シクロアルキルアミノアルキル、−N(H)−アルキルヘテロシクロアルキルC(O)−O−アルキル、−O−アルキル−C(O)−N(H)−アルキルシクロアルキル、−C(O)N(H)アルキルアリール、−C(O)N(H)−シクロアルキル、−O−アルキルヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールアルキルアミノ、環の任意の位置で、アルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシカルボニルヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル部分で、アルコキシカルボニルで場合により置換されたヘテロシクロアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノから選択され;R6が、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、−OHで場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、ヘテロシクロアルキル、場合により、ハロ、−NH2、アミノアルキルアミノカルボニル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルキル、−C(O)−O−アルキルおよび−C(O)−O−Hから選択される1個、2個または3個の基で置換されたヘテロアリール、1個、2個または3個のハロ、−N(H)C(O)CH3、アルキルまたはアルコキシで場合により置換されたアルキル、アルコキシおよびアリールから選択され;R7が、ヘテロシクロアルキルアルキル、環の任意の位置で、1個、2個または3個のハロ基で場合により置換されたアリールアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、環の任意の位置で、1個、2個または3個のハロおよび−COOHで場合により置換されたヘテロアリール、アルコキシアルキルから選択され;R8が、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルから選択され;R9が、H、アルキル、アリール環の任意の位置で、ハロで場合により置換されたアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロおよびジアルキルアミノアルキルで場合により置換されたアリールアルキルアミノカルボニルから選択され;R10が、アルキル、オキソ、ヘテロアリール、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルアルキル、アミノアルキル、−OH、ハロ、ヘテロアリールカルボニル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキル(ピペリジニル)、−C(O)−O−アルキル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ヘテロアリールアルキル、−O−ヘテロシクロアルキル、アルコキシまたはアリールアルコキシで場合により置換されたアリールアルキルから選択され;R11が、ハロで場合により置換されたアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、スピロ−シクロアルキル、アルコキシまたはフェニルメチルメトキシで場合により置換されたアリールアルキルから選択され;R12が、−NH2、アルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;R13が、アリールアルキルから選択され、このアリールアルキルのアリール部分が、1個、2個または3個のアルコキシ、ハロ、メチル、メトキシ、−CF3、シクロアルキル(シクロヘキシル)、ヘテロアリールアルキルで場合により置換されており;R14が、ヒドロキシルアルキル、H、TMSから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項4 R2が、−NH−フェニル、−NH−ピペリジニル、−NH−ピリジニル、任意のフェニル位置で、ピペラジニルまたはメチルピペラジニルで場合により置換された−NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−NH(C1〜C3)アルキル−N(CH3)2、−NH(C1〜C3)アルキル−OH、−(C1〜C3)アルキル−O−フェニル、−(C1〜C3)アルキル−O−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキル−N(H)−ヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキルまたはハロまたはフェニルで場合により置換された−(C1〜C3)アルキル−(5〜10)員環のヘテロアリール、OHまたはピペリジニルで場合により置換されたオキソピロリジニル、(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルで、Xdで場合により置換された−(C1〜C4)アルキル−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C4)アルキル部分がXeで置換されている−(C1〜C6)アルキル−NRzb−(C1〜C4)アルキル、−(C1〜C3)アルキル−NH−(C3−C6)シクロアルキル、−(CH2)−NH−(C3−C6)シクロヘキシル、−(C1〜C3)アルキル−NH2の−(C1〜C3)アルキル−部分がXfで置換されている−(C1〜C3)アルキル−NH2、Xgで場合により置換された−(3〜9員環の)ヘテロシクロアルキルから選択され;Xdが、アルキル、1〜3個のハロ、−COOH、場合により、ハロ、メチルおよびメチルフェニルから選択される1個または2個の基で置換されたフェニル、フェニルメチル、スピロ−ピペリジン、トリフルオロメチルフェニルメチル、−(C1〜C3)アルコキシ、ピリジニル、ジメチルアミノアルキル、ジメチルアミノ、ヒドロキシルアルキル、ジメチルアミノアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジメチルアミノカルボニルアルキル、ジエチルアミノアルキルカルボニル、−(C1〜C3)アルキル−(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、−(C1〜C3)アルキル、−NH2、−OH、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノ、アルコキシアルキル、−C(O)CH3で場合により置換された(5〜6員環の)ヘテロシクロアルキル、任意のフェニル位置で、1〜3個のハロと、任意のフェニル位置で、1個の−OHと、1〜3個のハロで場合により置換された1個の−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニルとで場合により置換された、−C(O)NH(C1〜C3)アルキルフェニル、−OHまたはハロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、1個の−OHと1個のメチル、1個の−OHと1個の−C(O)OH、1個の−OHと1個の−NHC(O)ピペリジニル、1個の−OHと1個のアルキルで場合により置換された−C(O)−ヘテロシクロアルキルから選択され;Xeが、ジアルキルアミノ、アミノ、1〜3個の−OH、アルコキシ、4−メチルピペラジニルフェニル、ジメチルアミノフェニル、場合によりハロおよびメトキシから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル、ヘテロアリール、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−C(O)NH2、−C(O)OH、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、1〜2個のアルキルで場合により置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;Xfが、シクロアルキル、スピロシクロアルキル、フェニル、場合により、フェニルメチルオキシまたはアルコキシで置換されたフェニルアルキル、チエニルアルキルから選択され;Xgが、アルキル、アルキルカルボニル、ヘテロシクロアルキルカルボニル、ジアルキルアミノアルキルカルボニル、1−メチルピペリジニル、ジアルキルアミノアルキル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、フェニルアルキルカルボニル、オキソ、フェニルアルキル、−(5〜6員環の)ヘテロアリールアルキル、ピペリジニルオキシ、−OH、オキソ、1〜2個のハロ、1〜2個のメチルから選択され;Rzbが、Hであるか、または1〜3個の−OHで場合により置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項5 R3aが、ハロ、アルキル、−NO2、アルコキシ、R14で場合により置換されたアルキニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールアルコキシ、−C(O)N(H)アルキル、−N(H)−C(O)−アルキル、−C(O)−アルキル、−CN、フェニル、−OCF3、−N(H)R13、−OH、−CF3、−S−CH3、ヒドロキシメチルアルキニルから選択され;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項6 R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項7 R2が、1個、2個または3個のR10で場合により置換された、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペラジニルおよびピペリジニルから選択されるヘテロシクロアルキルであり;R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項8 R2が、環の任意の位置で、アミノ、アルキルアミノ、ハロ、−O−ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアルキルアミノおよびヘテロシクロアルキルから選択される1個、2個または3個の置換基で場合により置換されたヘテロアリールであり;R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項9 R2が、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR4基で場合により置換されたヘテロシクロアルキルアルキルであり;R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項10 R2が、環の任意の位置で、1個、2個または3個のR5基で場合により置換されたアリールであり;R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項11 R2が、1個、2個または3個のR10基で場合により置換されたヘテロシクロアルキルであり;R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項12 R2がヘテロシクロアルキルアルキルであり、このヘテロシクロアルキルアルキルのヘテロシクロアルキル部分が、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペラジニル、アゼチジニル、またはヒドロキシルで場合により置換された7員環ヘテロ環である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項13 R2が、環の任意の位置で、1個、2個または3個のアルキル基またはアリール基で場合により置換されたヘテロアリールアルキルであり;R3aが、ハロ、アルコキシまたは−OCF3であり;R3b、R3c、R3dが、それぞれHである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項14 R2がであり、R15が、Hまたは−(C1〜C6)アルキルから選択され、R16が、H、フェニル、−(C1〜C6)アルキルから選択され、R17が、H、−(C1〜C3)アルキルC(O)NH2、−(C1〜C3)アルキルC(O)OH、ヘテロシクロアルキルアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。 請求項15 以下の化合物の1つから選択される、請求項1に記載の化合物。 請求項16 請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩と、医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含む、医薬組成物。 請求項17 PIM、CDC7またはCK2を阻害することが望ましい細胞と、請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩とを接触させるステップを含む、前記細胞内でPIM、CDC7またはCK2を阻害する方法。 請求項18 請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、結腸直腸癌から選択される癌である疾患または状態を治療する方法。 請求項19 請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩と、医薬的に許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物を、治療が必要な患者に投与するステップを含む、膵臓癌、前立腺癌、肝細胞癌、リンパ腫、白血病、結腸直腸癌から選択される癌である疾患または状態を治療する方法。 請求項20 放射線治療をほどこすか、またはカンプトセシン、トポテカン、9−ニトロカンプトセシン、9−アミノカンプトセシン、カレニテシン、イリノテカン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド、アムサクリン、ラゾキサン、デクスラゾキサン、メクロレタミン、シクロホスファミド、イホスファミド、クロラムブシル、メルファラン、チオテパ、トレニモン、トリエチレンメラミン、ジアンヒドロガラクチトール、ジブロモズルシトール、ブスルファン、ジメチルサルフェート、クロロエチルニトロソウレア、BCNU、CCNU、メチル−CCNU、ストレプトゾトシン、クロロゾトシン、プレドニムスチン、エストラムスチン、プロカルバジン、ダカルバジン、ヘキサメチルメラミン、ペンタメチルメラミン、テモゾロマイド、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ミトラマイシン、ラパマイシン、マイトマイシンC、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、メトトレキサート、エダトレキサート、トリメトプリム、ノラトレキセド、ラルチトレキセド、ヒドロキシウレア、5−フルオロウラシル、イクサベピロン、フトラフール、カペシタビン、フルツロン、エニルウラシル、ara−C、5−アザシチジン、ゲムシタビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、アンチセンスDNA、アンチセンスRNA、アンチセンスDNA/RNAハイブリッド、リボザイム、紫外線照射、ビンクリスチン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセル、L−アスパラギナーゼ、キナーゼ阻害剤、イマチニブ、ミトタン、アミノグルテチミド、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール、タモキシフェン、アナストロゾール、プロピオン酸テストステロン、フルオキシメステロン、フルタミド、ロイプロリド、プレドニゾン、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、インターフェロン−α、インターロイキンから選択される1つ以上の治療薬剤を投与するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
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